2019年宅建・問題別解説・問18(建築基準法)・正解2

宅建に独学合格

解けない問題は解けないと割り切る!

前回に続いて建築基準法の問題です。


個人的には問17より、この問18の方が難しいと感じます。


そういう問題ですので、直前予想模試で正解の選択肢を取り上げた問題集はありませんでした。


今回もこういった問題に当たった時に、どのように解いたらいいか?に重きを置いて解説をしていきます。





問題を見てみましょう





令和元年・問18



建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。



1.第一種低層住居専用地域内においては、延べ面積の合計が60㎡であって、居住の用に供する延べ面積が40㎡、クリーニング取次店の用に供する延べ面積が20㎡である兼用住宅は、建築してはならない。



2.工業地域内においては、幼保連携型認定こども園を建築することができる。



3.都市計画において定められた建蔽率の限度が10分の8とされている地域外で、かつ、防火地域内にある準耐火建築物の建蔽率については、都市計画において定められた建蔽率の数値に10分の1を加えた数値が限度となる。



4.地方公共団体は、その敷地が袋路状道路にのみ接する一戸建ての住宅について、条例で、その敷地が接しなければならない道路の幅員に関して必要な制限を付加することができる。



さあ、いかがでしょうか?





まずは判別のつく選択肢を削る①





この問題を見た時に、まずパッと判別できそうなのが選択肢4です。



地方公共団体は、その敷地が袋路状道路にのみ接する一戸建ての住宅について、条例で、その敷地が接しなければならない道路の幅員に関して必要な制限を付加することができる。  



これは今年の改正点として覚えていた受験生も多いのですが、注意すべきは制限を付加できるのが一定規模の建築物であって、一戸建ての住宅は対象外です。


そもそもこの制限が付加できるようになったのは、共同住宅は建てられなくても重層長屋は建築されてきたことが背景にあります。


その背景を踏まえて、一戸建ての住宅は対象外と覚えていれば、誤っている選択肢として削る事ができます。


中途半端に覚えていた受験生は、改正点である袋路状道路が出た!という所だけを見て、引っかかっていました。


知識は背景まで含めて覚える!という勉強方法は、本番で活きるということがよく分かる問題です。





まずは判別のつく選択肢を削る②





次に判別できそうなのは、選択肢3です。



都市計画において定められた建蔽率の限度が10分の8とされている地域外で、かつ、防火地域内にある準耐火建築物の建蔽率については、都市計画において定められた建蔽率の数値に10分の1を加えた数値が限度となる。



実はこの選択肢と非常によく似た選択肢が過去に出題されていました。



(平成26年・問18・選択肢4)都市計画において定められた建蔽率の限度が10分の8とされている地域外で、かつ、防火地域内にある耐火建築物の建蔽率については、都市計画において定められた建蔽率の数値に10分の1を加えた数値が限度となる。



この過去の選択肢は正しい内容になりますが、今年の選択肢は誤っています。
何が違うかと言えば、耐火建築物(平成26年)か準耐火建築物(令和元年)かが違います。


耐火建築物は建蔽率の緩和を受けられますが、準耐火建築物は受けられません。


過去問を解いた時に、そこまで突っ込めるか?というのはなかなか難しいのですが、残りの選択肢よりは可能性があるのではないかと思います。





残り2択、さあどうする?





残ったのは選択肢1と2です。



1.第一種低層住居専用地域内においては、延べ面積の合計が60㎡であって、居住の用に供する延べ面積が40㎡、クリーニング取次店の用に供する延べ面積が20㎡である兼用住宅は、建築してはならない。



2.工業地域内においては、幼保連携型認定こども園を建築することができる。



正直に言えば、私が今年受験をした場合、どちらの選択肢も正誤判定ができません。


というより幼保連携型認定こども園はよく分からないけど、工業地域内だから建築不可能では?と考えそうです。


実際は選択肢1は建築可能(=誤った選択)です。


知識で言えば、延べ面積の2分の1以上が居住用、店舗に使う延べ面積が50㎡以内、理髪店・美容院・クリーニング取次店は建築可能です。


一方、選択肢2の幼保連携型認定こども園は、保育所と同じ扱いを受けるのですべての用途地域で建築することができます。


よってこの選択肢は正しい=正解の選択肢となります。





難しい問題は解けないと割り切る




この建築基準法の難問連続で、慌てた受験生も多くいました。


私も自分が受験した時には、宅建業法で難しいと感じる問題が連続し、パニックに陥りました。


その時の様子については過去のブログでも書いています。









ただ1つ言えるのは、この問題を引きずっても仕方ないので、難しいものは難しいと割り切るしかありません。


実際にはそう簡単にはいかないので、過去のブログで書いた対処方法もご参考にしてください。




今回もお読み頂きありがとうございました。




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