こんにちは、坂上です。
会社員として働きながら、学習塾・資格取得支援・物件購入のセカンドオピニオンなどを副業にしています。
宅建という資格の獲得目的が、在職中で活躍の幅を増やしたい、あるいは資格を活かしての転職という方もいらっしゃると思います。
一般的に好きなことをするなら、独立だ、起業だ、という意見があります。
私もこの意見に反対をしません、ITを通じた営業コンサルをしていますが、お客様の半数は創業社長であり、彼らの多くは好きなことを仕事にしています。
なぜ独立をしたのか?独立してやっていけると思った理由は何か?などを聞くと、なるほどなぁ〜と思う答えが返ってきます。
しかしそれが全ての人に当てはまるのか?というと、人によって違うだろうなぁというのが私の経験です。
会社で働きながらでもキャリアアップや収入アップは可能ですが、それはどういう会社を選ぶのか?によります。
私が考えるのは以下のパターンです。
できれば全部を満たすことが理想ですが、3つあれば十分です。
ちなみに私は①〜④を満たす会社で働いており、⑤については法的根拠はない(抜け道も多数ある)ので、実質は全てを満たしています。
では1つ1つをご紹介します。
①業界が成長しており、会社も成長している

他の4つ、特に②今後のキャリアの武器になるスキルが身につく会社と③今後のキャリアで活かせる人脈が手に入る会社についてはこの条件を満たしているのが、ある程度前提になります。
コロナ禍で伸びる業界、伸びない業界がはっきりしてきましたが、IT業界には勢いを感じています。
仕事の依頼も増えているのに、リモート対応ができる、まさに時代の変化を追い風にしていると感じます。
成長している会社は、必然的に新しい取り組みを起こす必要があり、同時にこれまで行なってきたことを仕組み化する必要があります。
ルーティンワークには程遠く、若いうちから機会を数多く与えられます。
機会だけでなくポジションも与えられますので、20代の部長がいるのはザラで、お飾り役職ではなく権限と予算を与えられています。
キャリアアップ、収入アップの近道はまず業界・会社選びを間違えないことです。
②今後のキャリアの武器になるスキルが身につく会社

その仕事に精通するとそれで飯が食える!というスキルや知識がありますが、私の場合はまずベースに営業があります。
業界をまたいで営業をしたことがあり、それぞれでマネジメントも経験をしていますので、①自分でできるようになる、②それを型にする、③部下ができるようにするのサイクルを回しています。
それを活かして営業で結果を出す考え方、行動の改善の仕方についてはビジネスにしています。
これは塾、資格試験(宅建)、不動産についても同様で、自分が得た知見で顧客からお金をもらっていたので、これもビジネスにしています。
何を武器にするかは個人の考え方によっても違いますが、私の周囲ではこんな人たちがいます。
独立・起業をしている人であっても、一番多いパターンは会社員時代に得たスキルを使って独立することです。
それだけどういったスキルを身につけるか!は重要なのですが、逆に言えば会議の資料配布や、FAX送信、レターパック書きなど…この仕事をし続けて何のスキルが身につくのか…と思ったら、危険信号です。
私もこの手の相談を受ける事が多いのですが、資格取得もキャリアアップの手段の1つとしておススメしています(特に宅建はニーズが大きいです)。
人がどういう時にお金を払うか?といえば、分かりやすいのは自分の悩みを解決してもらった時です。
そのため、会社全体として悩み(課題)を解決する仕事(インフラや物流など壮大な仕事)だと、自分個人という視点で見ると、お金に直結するスキルは身に付きづらい傾向にあります。
逆に、コンサルタント、デザイナー、エンジニアなどは割とお金に直結するスキルなのですが、競争相手も多く、何か突き抜けるものが無いと勝ちづらいという特徴があります。
そこで重要になるのが、人脈です。
③今後のキャリアで活かせる人脈が手に入る会社

独立・起業をしている人であっても、一番多いパターンは会社員時代に得たスキルを使って独立すること…と言いましたが、それ以上に重要なのは人脈です。
多くの起業家は会社員時代の顧客をそのまま顧客としており、そこからまた顧客を紹介してもらう…というケースです。
つまり人脈=●●を知っている、ということが競争相手が多い領域での差別化、勝てる要素なのです。
何百人の起業家の方と取引をしてきましたが、はっきり言って、完全に新規の営業をバリバリこなせる人は少数派です(というより営業をしなくていいなら、それに越したことはないのです)。
私が営業をベースに仕事をしてきたのは、とにかく顧客との接点が多く持てます(何かをやる時の潜在顧客)。
数値として結果が出やすいので、社内でのキャリアアップ・収入アップも相当しやすいというメリットがあります。
また一番重要なのは、社内のメンバーです。
私で言えば、塾時代には超・高学歴な講師、不動産時代には建築士・会計士などその道のプロと仕事をしてきましたので、何かあった時には相談ができる人が周囲にいます。
尊敬できる人たちと一緒に働く事は、自分自身への刺激だけではなく、仕事にとっても大きなプラスになります。
特に40歳を越えてからは、仮に転職しようにも高待遇で働くうえでは、この人脈がものを言います。
キャリアアップ・収入アップを考えると、どのように人脈を構築するか?というのは非常に重要であり、最悪これがあれば何とでもなります。
④自由な勤務体系の会社

会社を選ぶ時は、自分で仕事をコントロールできる範囲が広い会社がおすすめです。
具体的には残業時間が短く有給の取得率が高い会社です。
これまで見てきたように、仕事から得ることも非常に多いのですが、本を読む、語学や資格の勉強をする、社外の人に会うなど仕事以外の時間でしかできないこともあります。
20代から30代前半の私は有給取得0、休日出勤や毎日12時間以上働くのは当たり前だと思い、それがカッコいいとすら思っていました。
この働き方があったからこそ出せた結果もありますが、これでは仕事以外には何もできません(それでも色々していましたが、とにかく寝不足でした(笑)。
そこで現在では残業がほぼない、有給取得率の高い会社で働いています。
空いた時間を家族と過ごす、自分のキャリアアップにつながるような勉強をするなどに使えており、このブログもそういった時間で書いています。
コロナの影響でテレワークが導入されるなど企業も大分変わりました。
そんな時代でも旧態依然とした会社、例えば上司が帰るまでは帰りづらい職場などは、よほど好きでないのであれば、転職をおすすめします。
⑤副業OKの会社

最近は副業OKの会社も増えてきましたが、会社公認であれば気持ち良く動けます。
副業を規制する明確なルールはない(副業禁止は絶対か | 会社の就業規則と法律の関係・懲戒の可能性は?)のですが、それでも、社内規定違反と言われると人間関係はギクシャクします。
副業でトライアル起業をする人もいれば、稼ぎを増やしたい人もいますので、自分の目的に合う形でやってみましょう。
ちなみに私は塾の運営や宅建の取得支援、物件購入のセカンドオピニオンをしていますが、業務後や週末の対応で十分足りています。
この点でも④の自由な勤務体系の会社を選ぶことは重要です。
会社員として働く意味

会社には色々な役割があると思いますが、スキルや人脈を築けると考えると、ある意味お金をもらえる学校です(当然、結果を出さないとスキルも人脈も手に入りませんので、そこは誤解の無いように補足しておきます)。
だからこそ年収の高低もですが、特に若いうちは②今後のキャリアの武器になるスキルが身につく会社、③今後のキャリアで活かせる人脈が手に入る会社、という視点で会社を選んでいただきたいと考えています。
ではそれでも会社で、組織で働く意味は何か?と問われた時、私はこう答えています。
組織でしかできないことがある
学生時代を思い浮かべて欲しいのですが、帰宅部は非常に自由です。
しかし、野球部であれば甲子園を目指す、吹奏楽部であれば●●コンクールを目指すなど組織でしかできないことがあります。
これは社会人になってからも同様で、世の中をもっと便利にしたい、人の命を助けたい、後世に残るようなインフラを作りたい…などは個人では到底できません。
そして組織で働いている=不自由である、という考え方も非常に短絡的…というか、個人によって合う合わないがあります。
また組織で働いている=稼げない、という考え方も正しい部分もあれば、間違っている部分もありますが、これは長くなりますので、また別の機会でご紹介します。
まとめ
若干脱線しましたが、まとめると以下のようになります。
②今後のキャリアの武器になるスキルが身につく会社人や組織の悩みを解決スキルはお金になりやすい
③今後のキャリアで活かせる人脈が手に入る会社人を知っていることはビジネスにおいて差別化になる
④自由な勤務体系の会社残業時間が短く有給の取得率が高い会社を選びましょう
⑤副業OKの会社会社公認なら大手を振って働けます
正直、年収は後からいくらでもついてきますので、キャリアアップ・収入アップにつながる場所をお選びいただく参考にしていただければと思います。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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