『早稲田現役合格』の第一歩は戦略を立てる事から

早稲田に独学合格

偏差値40から早稲田に逆転合格する生徒の特徴は何か?

早稲田を志望する受験生だけでなく、受験で成功する受験生にはいくつかの共通点があります。

それは受験には『戦略』『戦術』があり、特に成功する受験生は戦略を持っていることです。

偏差値40のように学力的に厳しい生徒が、逆転合格するためには特に『戦略』が重要になります。

しかし、実際にはこの『戦略』を持たずにただ目の前の勉強をしている受験生が非常に多いので、今回は受験では非常に重要になる『戦略』という考え方についてご紹介します。


大学入試おける戦略と戦術

戦略とは何か?



戦略とは『戦いをどのように勝つか?』という大局観です。

進むべき方向であり、物事を積み重ねた結果として達成したい状況とも置き換える事ができます。

そして入試における戦略は非常にシンプルです。

合格点を取るという事に尽きます。

本番までの残りの時間、何に、どのくらいかけたら、トータルで一番伸びるのか?そして伸びた結果合格するのか?を考える、これだけです。

戦術とは何か?



戦略とともに使われる事が多いのが『戦術』です。

戦術とは戦略を実現するための具体的な手段や行動の事を言います。

受験勉強であれば英単語帳は何を使う?1日に何時間くらい勉強する、どの模試を受ける?などがこれにあたります。

しかし、戦略が無い戦術は『どう勝つか?』という全体像がないため、結果が乏しくなりがちです。

仮に英語が合格点に届いたとしても、他の科目が足を引っ張り不合格・・・というのは戦略のミスです。

戦略という視点で物事を考えると『何をするのか』という事が明確になる一方で、『何をしないのか』という事も明確になります。

自分なりの戦略を立てる前に具体的に実践したことは以下の2点でした。

①成功者を探す(合格するやり方を成功者から型を学ぶ)

②入試の情報を徹底的に集める(型に独自の工夫を加えるため)



戦略を立てるために(成功者から型を学ぶ)

成功者から型を学ぶ



まず自分の置かれている状況からいかに合格するのか?を考えた時に、一番手っ取り早い方法は成功者が何をしているかを知る事です。

それも自分の置かれている状況になるべく近い人が、どのように合格したのかを知る事が重要です。

さらにいいのは、たまたま合格したのではなく、合格のための戦略を立て、実行していた人の話を聞くことです。

これは何度かお伝えしていいますが、『戦略のある勉強=型』です。

型があればそれをベースにできますので、あとは自分に合うように工夫をしていくだけです。

高校時代の私の場合、同じ部活の先輩を十数年さかのぼりましたが、早稲田に現役で合格した先輩はいませんでした。

ちなみに私の後は現役で合格する後輩がちらほら出るようになりましたが、このあたりは型の伝承でしょうか。

当時から塾講師をしていたこともあり、自分が実践してきた学習の型を後輩にも熱く語ったものです。


ようやく出会った学習の型、しかし独自の工夫は必要



たまたま近所に同じ高校の先輩で、早稲田に現役で合格された先輩がいましたので、その方から話を聞きました。

ちなみにその時に使用していたテキスト・問題集も山ほど頂けました(何と受験科目も日本史!最高でした)。

テキスト・問題集を見ればその先輩がどのように学習をされたかが良く分かります。

合格のための勉強法(戦略、厳密に言えば戦略のヒント)を教えてもらい、その具体的な手段(戦術)としてのテキスト・問題集まで頂けた事が合格のためにはかなり有利になりましたので、大変感謝しております。

特に国語と社会の勉強についてはその先輩から頂いたテキストがベースになりました。

ただ当然、人の数だけ置かれている状況が違います。

その先輩と私の決定的な違いは英語の得意・不得意でした。

先輩の英語の偏差値は同じ時期には60台後半~70以上、私とは30近い開きがありました。

そのため先輩が持たれている英語のテキストなどは当時の私には合いませんでした。

早稲田大学に現役合格するためには、先輩の型をベースに自分なりの工夫をする必要がありました。


早稲田に合格したいのなら…情報収集

過去問をベースに入試の情報を徹底的に集める



型に独自の工夫をするためには、合格のためには何が求められているか?を緻密に知り対策をする必要があります。

そこで学校の進路室に行って過去問(赤本)を大量に読み、入試の情報を徹底的に集めました。

今のようにネットで調べれば何でも分かる時代ではないので、とにかく本から情報収集です。

宅建でも情報収集から始めたのはこの時の経験によるところが大きいです。

早稲田大学には何点取れば合格するのか、そのために各科目で何点取るのか、各科目の問題構成はどんなもので、それぞれの大問単位では何点取れるのか?を徹底的に考え抜きました。

情報収集をして見えてきた事と各科目の学習方針



情報収集をして見えてきたのは、どの学部もほぼ65〜70%取れば合格するという事でした。

そのうえで科目別で見た時には、以下のような特徴があると分析ができました。

【英語】

・配点は最大で、ここで致命的な失敗をすればまず不合格

・ただし大きく差をつけられなければ、国語と日本史で高得点を取る事で充分に補える

・同じ時間をかけた時、私の場合は英語が得点源になるより、国語・日本史の方が伸びる(英語が得意な友人・先輩の時間のかけ方を見て判断)

・そして英語の大部分は長文読解で、自由英作文、要約、和訳、文法問題など多種多様な問題形式ではない



とにかく長文が読めるようになれば、大きく差をつけられる事はないので、長文読解に対応するための学習をすると判断しました。

ただし偏差値40そこそこの自分には単語も熟語も不十分で、何が書いてあるのかがまず分かりませんでした。

そのため『頻出英文法・語法1000(通称:英頻)』で熟語を、長文を読みながら単語を覚える方法が自分が合格する道だと思ったので、『速読英単語(入門編・必修編・上級編)』を徹底的にやる事を決めました。

これは先輩からのお古ではなく、自分に合ったものを選びました。


【国語】

・早稲田の国語は基本的に評論と古典

・センター試験で出る小説は出ない、センターを受験する予定はなかったので、評論と古典をみっちりやればいい



同じ時間をかければ英語よりは伸びると判断しました(実際に途中から急激に点数が伸びてそれを確信しました)。

点数を伸ばすために使用したのが『NEW出口現代文講義の実況中継①②③』で、先輩から頂いた教材でした。

正直、私の受験はこの本のおかげで成功したとも言えます。

古典についてはこれも先輩から頂いた教材でしたが、『マドンナ古文シリーズ』を購入し、これを中心に勉強しました。


【日本史】

・早稲田の日本史はとにかく難しい、クイズみたいな問題が出る

・早稲田大学にゆかりのある人物が良く出る

・癖はあるが、私の場合はその癖が好き(ちなみに今もクイズ番組が好きです)



日本史の場合は、相当細かい所からも出ますが、それを踏まえて積み重ねの勉強をすれば武器になると判断しました。

日本史は山川出版社の用語集を片手に、先輩から頂いた教材を使いました。

当時立体パネルで受験業界を席巻していた『菅野の日本史B 実況中継(世代を感じる懐かしい教材だと思います)』で理解を進め、Z会の『実力をつける日本史100題』の問題を解きました。

早稲田に逆転現役合格するなら!2科目突破法

早稲田は2勝1分けで合格できる!



これまでの事を積み重ねた結果、最終的にどのような形で合格点に到達するのか?についてお伝えしてこの章のまとめとさせて頂きます。

どの学部も65~70%で合格点に到達しますので、

◆ 英語(50~60%)

◆ 国語(80%以上)

◆ 日本史(80%以上)

この2勝1分けで合格しようというのが私の戦略でした。

私はこれを2科目突破法と名付けました。

相当偏りがあり、万人にあてはまるとは思いませんが、私の置かれている状況と志望先への受かり方を考えた時にはこのパターンが一番有効だったのです。


ではこの2科目突破法で合格するために何をしたか?といえば、以下の内容だけです。

◆ 日本史のインプット

◆ 現代文の解き方マスター

◆ 各科目の問題演習

◆ 英語、古文単語・文法・熟語などを覚える

◆ 最後の総仕上げとして過去問を解き続ける


こんな単純なことで早稲田大学に合格できるのか?と思うかもしれませんが、2勝1分けの2科目突破法では、この勉強方法で十分に合格点に届きます。


まとめ


逆転合格のためには、無駄な勉強をしている余裕はありません。戦略とはこの無駄を省き、合格まで最短ルートで進むためのいわば地図になります。

合格ラインと各科目の特徴が分かれば、どのように勉強していくか?という戦略を立てることができます。

ただ闇雲に勉強をするのではなく、戦略に基づき、時間配分や解く問題に工夫していけば、逆転合格は見えてきます。

戦略を立てるにはすでに成功している人の型を真似することが一番確実ですので、2科目突破法の考え方についても参考にしてください。


偏差値40の部活生が8か月で早稲田に現役合格する2科目突破法!

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