宅建の予想問題は本番で出たか?宅建直前模試を徹底比較

宅建に独学合格

予想問題の的中度を学習に活かす

試験本番でどれだけ出たか?の観点で予想問題を振り返る



このブログでは今年の宅建の問題についてのポイントを取り上げていますが、これだけですと、他の多くの媒体でも行っていますので、お読み頂いている方に、元塾講師であることが活きるような、何か付加価値のある情報提供をできるものはないかと考えました。

人によってこれらの問題集に求めている価値は異なると思います。

しかし、私が元塾講師の視点や宅建学習のアドバイスをする者の視点として、最も重視しているのは本番にどれだけ出たか!です。

そこで私のブログでは付加価値として、これらの予想問題集がどれだけ的中したのか?という情報を各問題に付け加えていきます(あくまでも正解の選択肢の取り扱いに限定させて頂きます)。

直前予想模試は基本的にはテキストと連動しています(解説ではテキストの○ページを参考、などと記載される)ので、次年度のテキスト選びにも役立つと思いますので、お役立てください。

個人的にはどの直前問題集も本気で当てにきていますので、各社の強みがより分かるものになると思います。

基本的には問題の解説とセットでご紹介していきますが、今回は前回紹介した住宅金融支援機構を取り上げます。


問題

令和元年・問46

独立行政法人住宅金融支援機構(以下この問において「機構」という。)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1.機構は、証券化支援事業(買取型)において、中古住宅を購入するための貸付債権を買取りの対象としていない。

2.機構は、証券化支援事業(買取型)において、バリアフリー性、省エネルギー性、耐震性又は耐久性・可変性に優れた住宅を取得する場合に、貸付金の利率を一定期間引き下げる制度を実施している。

3.機構は、マンション管理組合や区分所有者に対するマンション共用部分の改良に必要な資金の貸付けを業務として行っている。

4.機構は、災害により住宅が滅失した場合において、それに代わるべき建築物の建設又は購入に必要な資金の貸付けを業務として行っている。

このうち正解の選択肢(つまり誤っている選択肢)になるのは、選択肢1です。

機構は、証券化支援事業(買取型)において、中古住宅を購入するための貸付債権を買取りの対象としていない。  

この選択肢と似たような選択肢が記載された問題集は、どの問題集だったのか?についてご紹介します。

この問題については、以下の4冊が該当します。

本試験をあてるTAC直前予想宅建士



第3回・問46・選択肢4

機構は、住宅の建設や新築住宅の購入に係る貸付債権のほか、中古住宅を購入するための貸付債権も買取りの対象にしている。



必勝合格宅建士直前予想模試(総合資格学院)


第3回・問46・選択肢2

証券化支援事業(買取型)において、機構による買取りの対象となる貸付債権には、中古住宅の購入のための貸付債権も含まれる。



みんなが欲しかった宅建士の直前予想問題集(TAC)




第2回・問46・選択肢3

機構が行う証券化支援事業(買取型)において、機構による買取りの対象となる貸付債権は、新築住宅の購入のための貸付債権に限られず、中古住宅の購入のための貸付債権も含まれる。


パーフェクト宅建直前模試(住宅新報出版)


第3回・問46・選択肢1

証券化支援事業(買取型)において、機構による買取りの対象となる貸付債権は、中古住宅の購入のための貸付債権も含まれる。



傾向としては選択肢の4つ全てを買取型にした回が的中しているという印象です。

これは当たり前と言えば、当たり前なのかもしれませんが、この4冊を買った方は、この問題は正解できたのではないかと推察します。

この問題集の比較というのは、塾講師の時代からしており、生徒に提供できた良質な情報の1つですので、宅建でも行っていきます。

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