こんちには坂上です。
塾講師 → 不動産業界に転職 → 働きながら宅建合格 を経験しています。
塾講師時代に行ってきた「試験の傾向を知って対策をする」という方法を活かして自身が宅建に合格、それを利用して宅建を受験する人を支援しています。
宅建は昔より明らかに問題文の量(=語数)が増えています
平成12年(2000年) 約17,700字
平成13年(2001年) 約18,000字
平成14年(2002年) 約18,600字
平成16年(2004年) 約19,000字
平成19年(2007年) 約20,500字
平成22年(2010年) 約20,500字
平成25年(2013年) 約20,200字
平成28年(2016年) 約20,900字
平成29年(2017年) 約20,200字
平成30年(2018年) 約21,500字
一見試験とは全く関係ないように思えますが、文字数から見えてくる対策方法もありますので、それについて紹介します。
なぜ語数に注目するのか?
試験において文字数がどのくらいあるのか?は興味深いポイントです。
例えば入試でも、英語や国語など文系の主要科目の分析として使われるものに、問題における語数がいくつあるか?というものがあります。
よく使われるのかセンター試験で、今年の国語は語数が〇〇語で、昨年と比べて●●語増えた、という使われ方です。
語数の増加=試験の難化ではありませんが、語数というのは1つの客観的な指標ですのでよく使われます。
また語数が増えるほど、それにともなって情報処理の速度も求められますので、受験生に差をつけやすくなります。
そして宅建は間違い探しの試験ですので、選択肢の文章が長くなれば、より正確に読む必要が出てきます。
語数の増加を踏まえてどのように対策を打つのか?
でのこれに対してどのように対応するか?という点が問題になりますが、私が考えるのは以下の2点です。
■(特に10年以上前の)過去問を解くだけでは合格可能性は上がらない
私が古すぎる過去問をおススメしないのは、対策方法としての効果が弱いからです。
宅建で難しいのは、まず書いてある事を理解する事です。
そして個数問題であれば、選択肢の文章が長いと、文章の一部が間違っているのでは?と余計なことを考えてしまいます。
また常に~・必ず~のような露骨な選択肢が、最近では減っているように、時間が経つ中で傾向も少し変わってきます。
そのため古すぎる過去問で構成されている問題集だけでは、そのまま合格につながるとは言い難いのです。
■過去問はあくまでよく出るところの確認としてとらえる
過去問を中心に愚直に問題を解いた結果、古すぎる問題も手あたり次第解いて不合格!という受験生は現実として一定数存在します。
しかし、過去問が全く有効ではないか?と言えばそういうわけではなく、むしろ最も優れた教材と言えます。
なぜかと言えば、どこが出やすいのか?を知るには過去問ほど適した教材はないのです。
その理由は以前も触れましたが、宅建の合格点が一定の幅の中にあるのは、過去問をベースに構成されているためです。
この強みを活かすために、最近の傾向を把握する事も踏まえて、時間をかけるのは最新の10年分にしましょう。
■最後は直前予想模試で仕上げる
こういった状況だからこそ対策として有効になるのは直前予想模試です。
直前予想模試は過去問をベースに、最新の傾向・数値・法律などを反映させていますので、結果として一番有効な問題集になります(過去問は最も優れた教材です)。
この点は以前かなりの時間をかけてご紹介していますので、是非参考にしてください。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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