独学で宅建に合格するためにはスケジュールや参考書選びが重要になります。
そして過去問を中心に勉強すると効率的なのですが、過去問を補足する役割を果たすのが、各社から出版される直前予想模試(直前予想問題集)です。
しかし、宅建のテキストや問題集を選びと同様、どれを選んでいいのかがよく分かりません。
しかも問題集によっては本番の問題を的中させている!など特長が異なりますそして実際に正解となった選択肢を取り上げていた問題集も多数ありますので気になる方は下記のブログもご参考にしてください。
直前の時間は貴重であり、そのタイミングで何をするか?は非常に重要になります。
そこで2019年も10冊の直前予想模試を比較しましたが、2020年も同様に各社から出版されている問題集を比較しました。
直前予想模試を解くメリットとしては、①問題を当てにきている、②初見の問題を解けるなどがあります。
そして2020年は民法改正の影響を受ける初年度です。
各社が出してくる予想問題を少しでも多く解いておくことをおススメします(問題集ごとに特長がありますので、2冊程度の購入をおススメします)。
いつも思うのはこれからテキスト・問題集を買って本格的な勉強…と考えている方は、直前予想模試から選んで、そのシリーズのテキスト・問題集を買うのが一番合理的なのでは?と考えます。
2020年度・宅建直前予想模試ご紹介
2020年版 ズバ予想宅建塾 直前模試編
■ テキスト寄り 模試:3回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・法改正特別講座 ・大胆予想50 ・力だめし一問一答 ・宅建業法徹底攻略
■ 特徴・こんな人におススメ 改正点の詳細を講義形式で分かりやすく説明してくれる問題集です。改正点はさら~っと説明されても理解できないこともありますが、これを読んで分からなければ動画形式の講義を聞くしかないレベルです。 大胆予想50は文字通り、この50問がこういうポイントで出る!がまとまっています。このまとめ方が秀逸なので、最後の最後に抑えるならこれを使います。 その他にも一問一答形式で正誤判断することで基本的な内容の最終確認が行える、宅建業法はよく出る&改正点は要注意だが過去問が少ないというニッチなニーズに応えて、宅建業法徹底攻略が準備されています。解答解説のまとまり方(字と隙間のバランスがいい)なども含めてかなりおススメの1冊です。
2020年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試
■ 問題集寄り 模試:4回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・【袋とじ】出題論点大予想 &マル秘 一問一答式予想問題 ・最重要テーマ10
■ 特徴・こんな人におススメ 本番で点を取るための工夫が多数盛り込まれている問題集です。私も初めて見るパターンですが、巻頭特集で袋とじ(出題論点大予想 &マル秘 一問一答式予想問題)が使われています。そして模試は4回分あります。ただ回数が多いだけではなく、WEB無料採点サービス付きです。全4回分の問題を各回ごとに採点を行い、成績診断をしてくれます(順位・偏差値が分かる)。これだけなく全4回の各回ごとに60分のWEB無料解説動画がついています。 解答解説には各問題の重要度・予想正解率がついています。問題だけでなく、各選択肢に重要度が★~★★★の3段階でついていますので、どの選択肢をおさえていくのか?を効率よく行えます。
2020年度版 みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集
■ テキスト寄り 模試:3回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・合格の80%はAランク知識で決まる ・Aランク知識完全おさらいブック
■ 特徴・こんな人におススメ 巻頭特集が圧倒的に充実しています。宅建は基本ができれば合格に限りなく近づくのですが、それらの基本知識をAランク知識と呼び、Aランク知識完全おさらいブックとしてまとめています(取り外し可能で、合計84ページの本格的な冊子)。模試は全部で3回分ですが、1回目が35点、2回目が34点、3回目が36点と直近の宅建の合格点である35点±1点に設定されています。 この第1~3回の模試においても、A~Cランクの問題数がどの程度あるかを記載しています。模試によってAランク・Bランクの出題バランスが異なるので、どのランクの問題で何点とれたのか?が分かりやすくなっています。
2020年版 パーフェクト宅建直前模試
■ テキスト寄り 模試:3回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・法改正情報・統計等(『60分』で速攻わかる!!新旧対照「民法大改正」 ・「宅建業法・法令制限」等の重要法改正/ 最新統計データ ・このテーマを克服して差をつけよう!!試験に出る!今年の狙いめPoint10
■ 特徴・こんな人におススメ 巻頭特集が50ページ以上あり、そのうちの20ページ以上が権利関係の改正に時間を割いています。ここに書いてあることが漏れているようであれば、民法改正への対応は不十分ですので、よく読み返してください。また模試は3回分ありますが、全て目標点が異なります。1回目(35点)は標準レベル、2回目(33点)はハイレベル、3回目(32点)は法改正攻略模試と1回1回に意味がありますので、目的を持って取り組みましょう。
合格しようぜ!宅建士2020直前予想模試
■ テキスト寄り 模試:3回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・民法改正出題予想クイックチェック○×アタック ・一問一答Q&A
■ 特徴・こんな人におススメ 民法改正について○×問題でポイントを取り上げていますが、P6~52とかなり紙面を割いています。またその後は一問一答形式でのQ&Aと、とにかく問題形式で確認をさせているので、アウトプットをしつつインプットができます。また動画解説、全文の電子版(PDF)、直前ネット模試講義(試験直前模試ダウンロード1回分)など多くの無料特典がついていることが特徴ですので、独学だけで不安な人には手厚いサービス内容になっています。
2020本試験をあてる TAC直前予想 宅建士
■ 問題集寄り 模試:3回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・ココからコレくらい出る!2020本試験ズバリ出題論点 ・2020年本試験 最大の注目点 民法改正重要テーマ 新旧対照表 ・「出題頻度」と「正答率」からはじきだす 最重要テーマ必勝対策
■ 特徴・こんな人におススメ 巻頭特集は控えめですが、新旧対象表という形で、民法の改正点をめとめています。また模試は3回分あり、第1回:合格水準35点(2017・2019年レベル)、第2回:合格水準37点(2018年レベル)、第3回:合格水準36点(2010・2011年レベル)と36点±1点の範囲で問題が作られています。同じような難易度の問題で、より網羅的に問題を解いておきたい人には向いています。
宅建士2020年法改正と完全予想模試
■ 問題集寄り 模試:4回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・昨年度 ズバリ的中! ・改正民法の「超」ポイント! ・“統計資料”を完全攻略!
■ 特徴・こんな人におススメ 毎年同様、巻頭特集は法改正と統計をシンプルに扱っています。また模試は4回分あり、合格点の目安は第1回:35点、第2回:36点、第3回:33点、第4回:33点となっています。模試が4回分あり、解説には重要度・難易度がそれぞれ3段階で示されています。テキストで十分に学習が進み、1回分でも多くの問題を解いておきたいという方にはおススメです。 2020年8月中旬公開予定ですが、WEB特別講義としてプレミアムレクチャーの視聴が可能です。分野別に予想論点のポイント解説と予想問題を徹底解説!と最後の一押しをしてくれます。
これで合格!宅建士直前予想模試 2020年度版
■ 問題集寄り 模試:3回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・日建学院講師陣Web会議 ・本試験はこう攻める―徹底解剖!令和2年度宅建本試験項目別出題・詳細予想 ・これだけはきっちり押さえておこう―合格に直結!法改正情報&最新統計データ
■ 特徴・こんな人におススメ 日建学院の講師陣から今年の宅建に関しての情報が飛び交う豪華な内容です。項目別出題予想はAA~Cの4段階で出題予想がされています。また模試は3回分あり、本番同様A4サイズで問題を解く事ができる唯一の直前予想模試です。第1回は基礎編として36点、第2回はハイレベルとして33点、第3回はチャレンジとして32点が目標点として設定されています。個人的には冒頭の読み物からテンションが上がりますので、気分を盛り上げて勉強をしたい方にはおススメです。
うかる!宅建士直前模試 2020年度版
■ 問題集寄り 模試:4回(取り外し可)
■ 巻頭特集 ・民法大改正の攻略法 ・統計の頻出5項目
■ 特徴・こんな人におススメ 民法大改正の攻略法は出題予想に順位をつけて掲載をしています。この形式で民法改正を取り上げているのは非常に珍しいので、一読に値します。また模試は全部で4回ありますが、合格基準点は第1回・2回が32点、第3回・4回が35点とどの問題集よりも低めに基準点が設定されています(ちなみに2019年度の合格基準点は、第1回が31点、第2回が30点でしたので、それよりも少しは上がっています)。これは模試は何のために行うのか?を『本番と同じレベルに慣れるため』より『学習していない難しい問題のフォロー』という考え方を大切にしていることによります。この考えに共感を持てる方にはおススメします(問題は難しいので、直前に自信をつけたい方には不向き)。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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