宅建も選択肢の1つ?社会人でも取れるおすすめの資格

宅建に独学合格

こんにちは坂上です。

宅建を取得したことで、多少なりとも稼げるようになりました。

社会人であれば、資格を取得するとどのくらい稼げるのか?については気になるところではないでしょうか?

そこで資格を取得するとそれぞれの仕事でどのくらいの報酬を得られるのか?という視点で、各資格の紹介をしていきます。

なお社会人になってから現実的に取得できる資格は限られてきますので、医師や弁護士といった不可能ではないものの、働きながらの勉強で資格試験合格が難しいものは対象外とさせて頂きます。


各士業の仕事内容と報酬

行政書士


行政書士の仕事は主に許認可・申請・(契約書などの)書類作成となるのですが、各仕事内容の報酬額の目安は以下の通りです(各事務所によって報酬額を設定できますので、1つの目安として参考にしてください)。

行政書士の仕事は非常に幅広いので、代表的なものだけ取り上げます。

【行政書士の仕事内容と報酬額】

 

◆VISA・帰化

・在留資格認定交付申請 15万円~

(経営管理は20万円~、技術・技能・配偶者などは15万円~)

・永住許可申請、帰化申請 15万円~

 

◆相続

・遺言書の起案及び作成指導 5万円~

・遺産分割協議書の作成 5万円~

 

◆許認可

・建設業許可申請・新規・知事 15万円~

・建設業許可申請・新規・大臣 20万円~

・産業廃棄物収集運搬業許可申請 15万円~

・宅地建物取引業免許申請・知事 10万円~

・宅地建物取引業免許申請・大臣 15万円~

・飲食店営業許可申請 8万円~

 

◆法人手続

・株式会社設立 10万円~

・合同会社設立 10万円~

 

◆書類作成

・内容証明作成 3万円~

・契約書作成 3万円~

司法書士


行政書士と間違えやすい司法書士ですが、行政書士との違いでいうと司法書士は登記をすることができます。

例えば会社設立の手続きをする場合、定款の作成や証手続きは行政書士・司法書士のどちらも行うことができますが、登記手続きや設立後の商号・役員の変更、本店の移転など、登記が必要になるものは司法書士しか扱えません。

そして例えば不動産登記などは不動産会社であれば繰り返し行いますので、数社でもこういった会社との取引を行っていれば、その数だけ収入が入ってくるという性質があります(いわゆるリピーター)。

各事務所によって報酬額を設定できますので、1つの目安として参考にしてください。

【司法書士の仕事内容と報酬額】

 

◆不動産登記

・所有権保存 3万円~

・所有権移転(売買) 3万円~

・所有権移転(相続) 4万円~

・抵当権抹消 1万円~

・抵当権設定 4万円~

・抵当権変更 1万円~

 

◆商業登記

・株式会社設立登記 8万円~

・合同会社設立登記 6万円~

・本社移転登記 3万円~

・商号、目的の変更 3万円~

・役員変更 3万円~

 

◆相続登記

・相続登記 6万円~

・公正証書遺言作成支援 6万円~

 

◆債務整理

・任意整理 3万円~ +成果報酬

・過払い金請求 2万円~ +成果報酬

・民事再生 30万円~

土地家屋調査士


司法書士は不動産登記を行える仕事ですが、権利部の登記(所有権・所有権以外)を司法書士が担当するのに対し、土地家屋調査士表題部の登記( 主たる建物の所在・家屋番号・種類・構造・床面積などが記載 )を担当します。

その関係で司法書士と業務提携をしていることが多いのですが、報酬額については各事務所で設定できますので、1つの目安として参考にしてください。

【土地家屋調査士の仕事内容と報酬額】

 

◆土地の登記関係

・土地の地目変更登記 4万円~

・土地合筆登記 4万円~

・土地分筆登記(法務局に地籍測量図が備え付けられている) 25万~

・土地分筆登記(法務局に地籍測量図が備え付けられていない) 40万~

・土地分筆登記&地積更正登記(登記の面積と測量面積が異なる) 70万円~

 

◆建物の登記関係

・建物表題登記(新築・木造2階) 8万円~

・建物表題登記(新築・RC造8階) 17万円~

・建物滅失登記 5万円~

税理士




税のプロとして幅広い業務がある仕事ですが、基本的にこれまで紹介してきた職業と違うのは顧問契約が多いということです。

顧問契約とはストック収入ですので、複数の顧問先を見つけることができれば安定した収入を得ることができます。

報酬額については各事務所で設定できますので、1つの目安として参考にしてください。

【税理士の仕事内容と報酬額】

 

◆法人契約の顧問料(年商別)

・年商 1000万円未満 月2万円~

・年商 5000万円未満 月3万円~

・年商 1億円未満 月4万円~

・年商 1億円以上 月6万円~

*決算料は月額顧問料の4~6か月分がかかります

 

◆コンサルティング 数十万円~百万円単位

 

◆相続案件 遺産総額の0.5~1.0%(1億円であれば50~100万円)

社会保険労務士


社会保険労務士(社労士)は社会保険制度や労務関係の専門家ですが、税理士と同様、顧問契約を結ぶことで定期的な収集を得ることができます。

報酬額については各事務所で設定できますので、1つの目安として参考にしてください。

【社会保険労務士の仕事内容と報酬額】

 

◆法人の顧問料(従業員数別) 給与計算+社会保険・労働保険手続業務の報酬

・10人未満 月3万円~

・10~19人 月4万円~

・20~29人 月5万円~

・30~49人 月6万円~

・50~99人 月8万円~

・100人以上 月10万円以上

 

◆助成金 着手金+成功報酬15~20%

 

◆調査への立会業務 5万円~(立会時間によって変動)

 

◆障害年金 着手金+成功報酬15~20%

 

◆人事労務に関する相談、指導、企画・立案、運用支援

・相談、指導 5万円~

・企画、立案 30~100万円

・運用支援 5万円~


各資格ともに他にも細々としたものがあるのですが、大まかには上記の通りです。


まとめ

ここまで仕事内容と大まかな報酬について見てきましたが、もちろん資格をとれば安泰というわけではありません。

特に集客については軽視する方が多いのですが、お客さんがこないことにはビジネスははじまりません。

また勉強時間から見たコスパという点では以前書いた資格試験の難易度のブログを参考にしてください。

行政書士と司法書士って何が違う?10分で分かる8士業の職業・難易度紹介

各資格と比較すると宅建士は、勉強時間が圧倒的に少なくて合格する割に、不動産業界への就職がしやすくなるのと、不動産業での独立といったメリットがあります。

個人的には営業ができる人は宅建士の資格をとって開業、というのが独立して一番稼ぎやすいと考えていますが、資格を取る際の参考にして頂ければと思います。

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