こんにちは坂上です。
平日は15時間以上働きながら宅建に独学合格し、そのノウハウを活かして毎年宅建受験者を支援しています。
以前、2択で迷った時にはキーワードで選ぶ、それでも迷った時は○番の選択肢を選ぶ…というように、宅建の問題を解くのに必要な知識とはちょっと離れた視点での記事をご紹介しました。
実際にこれらの解き方は2020年度においてはどうだったのか?を「説」として検証してみます。
くらだね~と思っても、使えるものは何でも使う!が合格につながることもありますので、是非この「説」の検証にお付き合いください。
ただし大前提としては「勉強して知識を増やす」なので、あくまでそれでは解けない時の解き方である!と思ってお読みください。
基本的に知識で詰まった時に、●●という解き方は使えるのか?を検証する内容になりますので、特に12月に受験を予定している方の何かの参考になれば幸いです。
説① 「有無にかかわらず」があれば誤り
常に、全て、有無にかかわらず、限り、のみ、必ず、直ちになど可能性を限定する言葉は、誤りの可能性が高いのですが、2020年度の問題ではどうだったのでしょうか?
まずは「有無にかかわらず」です。
誤った内容が書かれており、説が立証されています。
これも誤った内容が書かれており、説が立証されています。
これは正しい内容が書かれており、説とは逆になっている…といっても、これは宅建では超・超・超基本知識です。
キーワードで判断する解き方は、あくまで知識で解けない時に使ってください(合格するレベルの人にとっては対象外となるような選択肢)。
ということで全体を通じては説が立証されているので、2020年度でも知識で解けないときには、有効な解き方であったと言えます。
説② 「直ちに」があれば誤り
同様に「直ちに」があれば誤り、の説も検証してみます。
これは正しい内容が書かれており、説とは逆になっている…といっても、これは宅建のテキストではまず取り上げられている基本的な内容です。
また他の選択肢で明らかにこれだろ…というものがある問題で、キーワードに頼るまでもない問題ではあります。
これも誤った内容が書かれており、説が立証されています。
説③ 「〜ことがある」とくれば正しい
正しい内容が書かれており、説が立証されています。
説④ 「当然に~できる」とくれば誤り
誤った内容が書かれており、説が立証されています。
説⑤ 「〜の場合がある」とくれば正しい
正しい内容が書かれており、説が立証されています。
総じて説が立証されているので、2020年度でも知識で解けないときには、有効な解き方であったと言えます。
説⑥ 選択肢を数字で選ぶなら3か4!
宅建の特徴として、選択肢1の正解数が5問、選択肢2の正解数が30問のように、正解の選択肢に極端に偏りがないことがあります。
近年の宅建の正解の選択肢を見ても、それぞれの正解数は50÷4の12.5問に近い数値になっています。
宅建にはこのような大きな偏りがありませんので、迷った選択肢については一番少なく選択している番号を選ぶようにする!というのは多少なりとも理があります。
そのうえで、選択肢1が正解になっているケースが少なく、選択肢3・4に若干の偏りがあります。
つまり宅建の場合、迷ったら3番か4番にするというのが正解率を上げるための方法なのですが2020年度はどうだったか?というと以下の通りです。
まさに説通り、選択肢1の正解数が少なく、3・4が若干多いという結果になりました。
こうしてみるとくだらね~と思うかもしれませんが、本試験では正確には分からない問題に対しても、4つの選択肢のどれかを選ぶ必要があります。
単純に運任せでは25%の正解率を少しでも上げる考え方ですので、参考にできる部分は取り入れてみてください。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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