満点が取れる!宅建の5問免除(+問45)の攻略法総括

宅建に独学合格

こんにちは、坂上です。

働きながら宅建に一発合格、自分のノウハウを活かして毎年宅建の受験者の合格支援をしています。

毎年問45~50の問題構成は同じですが、この範囲は普通に対策をすれば満点を取ることができます。


LECさんの正解率のデータがある平成27年~平成30年で、各問題の正解率(全体)のグラフを作ってみました。


まず一目で分かるのが難問の部類に入る問題(正解率の低い問題)はほとんど出ていないという事です(24問中2問)。


基本的にはこの6問はきちんと勉強すれば、5点~6点(満点)が取れるという事です。


そして5問免除の範囲は、合格者と不合格者の差があまりついていません。


逆に言えば、落としてしまうと差をつけられる問題ですので、確実に取りに行きましょう。


住宅瑕疵担保履行法は差がつく問題 




住宅瑕疵担保履行法は4年中2回は、差がつく問題ベスト10に入っていますので、ここを得意にできれば差がつけられます。


具体的には平成27年と平成29年の問45なのですが、重要ポイントの5点をおぼえておけば、何の問題もなく解ける問題です。


【超・重要ポイントは以下の5点】

法律の対象者は宅建業者・建設業者で、対象取引は宅建業者が自ら売主となり、非宅建業者が買主となる取引(契約締結までに説明

基準日ごとに、資力保全措置の状況について、基準日ごとに免許権者に届け出る必要がある(基準日から3週間以内に免許権者に届け出)

③届出をしなければ、当該基準日の翌日から起算して50日を経過した日以後は、新たに自ら売主となる新築住宅の売買契約を締結することができない

④担保責任の範囲とは、住宅の構造耐力上主要な部分等及び雨水の浸入に影響がある部分

床面積が55㎡以下であるときは、新築住宅では2戸で1戸と数える 


少し勉強しておけば、他の受験生と差をつけられる典型的な例ですので、短時間でもいいのでポイントをおさえておきましょう(以前、この内容について書いていますので、詳細はこちらをご確認ください)。


各問題のポイント①問46・住宅金融支援機構




住宅瑕疵担保履行法以外の各問題のポイントをまとめましたので、こちらをご確認ください。





まずはその問題で選ぶ選択肢が、正しいものなのか。誤っているものなのかを把握することから始まります。


そのうえで各問題のポイントをおさえましょう。


住宅金融支援機構は誤りを選ぶ問題です。

証券化支援業務、融資保険業務、住情報提供業務、直接融資業務、既往債権の管理・回収業務といった機構の業務に関する問題があります。

比較的狙われがちなのは土地の借地権や改良といった、住宅の購入に付随する資金の買付債権も買い取りができるという点です。


住宅金融支援機構の問題は過去問+予想問題を解いて、おおむねの業務の理解ができれば本番でもほぼ得点ができます (以前、この内容について書いていますので、詳細はこちらをご確認ください) 。


各問題のポイント②問47・ 景品表示法




様々な内容が聞かれる問題です。


景品表示法は平成6年の出題開始以来、ずっと正しいものを選ぶ問題です。


範囲が広い問題になるため、知識というより、こんな広告はだめだろ!という常識的な判断がものをいう問題です。


正しいもの = 一番あり得そうなものを選ぶのがポイントになります。


予想問題を解いて、初見の問題を常識で判断する!という勘のようなものを磨きましょう。


また時間があれば、不動産関連の広告をパラパラ見ておくと、本番であっ!見た事があるという幸運が起きるかもしれません (以前、この内容について書いていますので、詳細はこちらをご確認ください) 。


各問題のポイント③問48・  統計




統計は最新の数値に基づきますので、過去問が全く使えません。


そのため、新しい知識を覚える必要があるため敬遠されがちです。


しかし統計の問題で抑えるべき点は非常にシンプルで、出題のされ方が2パターンということです。


1つ目は増加か減少かを、そして2つ目はここ数年の推移についてです。


これは直前に数値を覚えて、直前予想模試で理解を確認する!が一番手堅いやり方ですので、予想問題を上手く活用してください。


なお今年の数値については、以前のブログでも取り上げましたので、ご確認ください。


各問題のポイント④問49・  土地




問49の土地の問題は、最も不適当なものはどれか?つまり誤っているものを探す問題です。


これは平成18年以降、同じですので、今年も同じように最も不適当なものを探す問題が出題されることが予想されます(これは誤っているものを探すのと同じ解き方で解く事ができます)。


また近年の土地の問題は、自然災害を絡めた問題が多く出題され、平成26~30年の選択肢20個のうち、自然災害を絡めたものは17個です。



そして土地の問題の攻略方法は、悪い土地に着目することです。


悪い土地、安全・宅地として適している → 誤り


悪い土地、危険・宅地に適していない  → 正しい


という非常にわかりやすいパターンがあります。


土地の問題は毎年90%前後の正解率と非常に簡単な問題です。


少し勉強すればほぼ確実に解ける問題ですので、過去問や予想問題を解いて必要最低限の知識を身につけましょう (以前、この内容について書いていますので、詳細はこちらをご確認ください) 。


各問題のポイント⑤問50・  建物




問50の建物の問題は、最も不適当なものはどれか?つまり誤っているものを探す問題です。


これは平成18年以降、同じですので、今年も同じように最も不適当なものを探す問題が出題されることが予想されています(これは誤っているものを探すのと同じ解き方で解く事ができます)。


建物の問題は構造もしくは材料に関する問題で、この10年・40の選択肢のうち、構造が30個、材料が10個と数値から見ると圧倒的に構造を重視しています。


その30個の構造の選択肢のうち木造、鉄骨構造、鉄筋コンクリート構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造の4つだけで21個を占めます。


材料関係で覚えておいた方がいいのが、木材と水分(含水率や湿気など)に関する問題です。

簡単に言えば、木は水分を含むと弱くなる(含水率が大きい)、乾燥させた方がいい(含水率が小さい)という事が繰り返し聞かれています。


その数、何とこの10年で5回!そのうち2回が正解の選択肢になっています (以前、この内容について書いていますので、詳細はこちらをご確認ください)。






冒頭の正解率が示していますが、多少の時間をかければ満点近い点数が取れる問題です。


試験本番まで時間がない中では、確実に仕上げたい6問ですので、参考にして頂ければと思います。


今回もお読み頂きありがとうございました。


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