【2020年度早稲田大学・学部別問題分析】早稲田に逆転合格するなら過去問を早めに解く

早稲田に独学合格

高3で偏差値40でも早稲田に合格できるのか?

得意科目がなくても早稲田に合格できるのか?

私立文系受験の要である英語が苦手でも早稲田に合格できるのか?

私や私がサポートしてきた受験生はこの条件から早稲田大学に現役合格しています。

受験のアドバイスは様々ありますが、まずは自分がどこを受験するのか?という大まかな方向性を早く決めましょう。

特に逆転合格を狙うようであれば、無駄なことに時間を使う余裕はありません。

では自分がどこを受験するのか?を考える時に重要になるのは、まずは自分自身の志望です。

つまり大学に行って何をしたいのか?ということですが、これは学部選びに影響があり、その学部に合格するためには何をしたらいいか?を考えることから受験勉強が始まります。

しかし早稲田にいければ学部はどこでもいい!という受験生も一定数いますので、この場合は自分が一番合格しそうな学部(=配点や問題との相性)を選ぶことから受験勉強が始まります。

そしてどちらの場合も重要になるのは過去問です。

毎年受験後には予備校や塾が大学の入試問題を公開していますので、早めにこれを解くことをおススメします。

また自分の志望校の過去問(赤本・青本など)については早めに購入して、自分の視界に入るところに置くことをおススメします。

これによって自分の覚悟が決まります。

簡単ではありますが、私の方でも各学部の入試の特徴についてまとめます。

なお選択科目まで広げるとページ数が膨大になりますので、英語・国語に絞ってご紹介します。(地歴公民も2科目突破法では重要ですので、別途機会を設けます)

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政治経済学部

2021年度から一般入試が大きく変わる

早稲田大学の看板学部ですが、2021年度の一般入試から大きな変化が起きます。

【変更前】

外国語・90点   国語・70点   地歴または数学・70点   合計230点

 

【変更後】

①大学入試共通テスト(各25点×4科目=100点)

・外国語  英語(リスニングを含む)・独語・仏語のいずれか1つを選択

・国語

・数学I・数学A

・選択科目(以下いずれか1つを選択)

地理歴史「世界史B」「日本史B」「地理B」から1科目

公民「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から1科目

数学「数学II・数学B」

理科「物理基礎」「化学基礎」「⽣物基礎」「地学基礎」から2科目

あるいは「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目

 

②学部独自試験(100点)

学部独自試験は1科目のみを120分間で実施。⽇英両⾔語による⻑⽂を読み解いたうえで解答する形式とし、記述解答を含む。


発表当時、受験業界に衝撃を与えたのは太字の部分、数学が必須になったということです。

私立文系と言えば数学ができなくても受験可能…という常識をひっくり返しにきました。

ただ個人的には基礎学力の高い受験生の競争になるので、①については大差がつかないのでは?と感じています。

よって合否は②の出来にかかってくるのでは?と考えています。

「サンプル問題はこちらをご確認ください」


サンプル問題を見ましたが、国語については現代文のみなのと、記述については「記述解答用紙に30字以内で記せ」とあり、これまでのような 「という形式にまとめること」、「の語句を用いること」などといったいわゆる誘導がありません。

また英語は従来の早稲田の問題と比べると、語彙レベルや語数は明らかに簡単になっています。

ただし問題を解くためには、本文と図表の両方を読み解く必要があるなど、従来とは異なる力が求められています。

当然、過去問はありませんので、志望者にとっては対策が立てづらく、業者が作成する予想問題には大いに注目が集まります。

また定員も450人から300人に大きく減ります。

私立の受験には大きな影響力がある学部ですので、今後の動向には注意が必要です。


法学部

基本情報

【配点・時間】

英語・60点(90分) 国語・50点(90分) 

地歴公民または数学・40点(60分) 次のうちから1つを選択

①世界史B ②日本史B ③政治・経済 ④数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B)

合計150点

英語


法学部の英語は、大きく分けて長文*文法・語法*英作文の3つの要素で構成されています。

2020年度はⅠ・Ⅱが長文読解、Ⅲが新傾向の読解問題、Ⅳ・Ⅴ・Ⅵが文法・語法問題、Ⅶ・Ⅷが英作文の大問題8つで構成させれています。

一見して分かるのですが、まず長文が非常に長いことが特徴です。

テーマも多岐にわたるので、これが受験の時にできるようになるのか?と率直に感じてしまいます。

文法・語彙の問題についても曖昧な知識では解くことができませんが、基本的な知識さえあれば解ける問題も多く出ています。

特に前置詞をあてはめる問題はよく出題され、2020年の入試でも出ていますので、日頃から意識していきましょう。

英作文は自分の知っている単語、文法を中心にとにかくケアレスミスに注意しながら書いていく必要があります。

このあたりは英語の例文を丸々覚え、それをアウトプットする練習をよくしておきましょう。


国語


大学入試最高峰の問題が出ます、もっと砕けた言い方をすれば激ムズです。

2020年度はⅠが古文、Ⅱが漢文、Ⅲ・Ⅳが現代文(評論)と例年と同じ構成でした。

古文・漢文もレベルが高いのですが、特に現代文はいわゆる硬い文章に難解な語句と、日頃から高いレベルの文章・語句に触れていないと、読み取る事から困難です。

例えば現代文(評論)・大問3の冒頭は以下の文ではじまります。

奇を衒うように響くかもしれないが、近代産業の中核というべき機械の根源、すなわち機械文明に不可欠な設計の思想も、実は萌芽は〔   1   〕といえそうである。


本文も難しいのですが設問の選択肢も長く、大問4の各選択肢は3行~4行となっています。

読み取る、適切な選択肢を選ぶの両方が高いレベルで求められますので、早めに過去問を解いてそれを把握しておきましょう。

またこれぞ法学部の特徴!なのですが、記述での説明は120字から180字と、長い文章でかなり具体的な説明が求められています。

長い文章を一気に書きあげるというのは非常にレベルが高いので、20字~30字を1つの単位としてそれを複数書いていく…というような練習が必要となります。




「法学部の2020年度の問題はこちらをご確認ください」


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教育学部・文科系(A方式)

基本情報

【配点・時間】

英語・50点(90分) 国語・50点(90分) 

地歴公民・50点(60分)

次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B ③地理B ④政治・経済

合計150点

英語


教育学部の英語は読解問題が中心です。

2020年度はⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳが長文読解問題で、Ⅴは会話文の大問5題の構成でした。

2019年度のⅠは整序英作文の問題が出題されていましたので、全部の問題が読解形式の問題が出題されました。

また大問1つにつき小問が10個が出題されるのが特徴でしたが、2020年度はⅠ・Ⅱが11問、Ⅲが1問、Ⅳが8問、Ⅴが10問と大問によって小問数に差が出ました。

教育学部の英語の特徴は、基本的な問題が出る割に平均点が高くない(約6割)というものですが、これは90分という時間にしては長文の語数が多い…ということが理由にあります。

しかし2020年度は長文の語数がかなり減少し、内容も易しいものでした。

この傾向が今後も続くかは注意が必要となりますが、2020年度は易しかった!と考えて負荷をかけておいた方が、2021年度の入試で文章量が元に戻ったとしても対応が可能です。

難しい方を基準にしておけば、易しい時に対応がしやすい!は入試においては鉄則です(逆はッ結構厳しい)。

また英語については文科系・理科系で問題が同じですので、理系の素材が出題されます。

このあたりは幅広いジャンルの問題を読んでおくことで対応していきましょう。


国語


2020年度は(一)・(ニ)が現代文の評論、(三)の甲が古文、乙が漢文とそれぞれが独立した問題となっていました。

年度によっては古文・漢文の融合問題が出題されることがありますが、2020年度のようにそれぞれが独立している問題であることが多くなっています(それ以外は大問4題で現代文の評論2題+古文1題+漢文1題)。

現代文の文章量は他校と比較しても標準的であり、早稲田の中では標準的~やや難しめの問題が出題されています。

古文は単語・文法を徹底すれば解ける問題もありますが、やや難しめの文章が出題される傾向がありますので、標準より難しめの問題も解いておくことをおススメします。

漢文は5問程度と設問数が少なく、基本的な知識や読解力があれば対応できます。

全体的に早稲田ではオーソドックスな問題が出ていますので、他の学部を受験する方にとっても、教育学部の過去問を使って問題演習することは有効な対策であると言えます。



「教育学部の2020年度の問題はこちらをご確認ください」

商学部

基本情報

【配点・時間】

英語・80点(90分) 国語・60点(60分) 

地歴公民または数学・60点(60分数学は90分)

次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B ③政治・経済 ④数学

合計200点

英語


商学部の英語は読解問題が中心です。

2020年度はⅠが会話文で、残りのⅡ~Ⅴが長文読解問題の大問5題の構成でした。

読解力重視の問題構成ですが、90分で5題と単純計算で大問1題につき18分で問題を解く必要があります。

読解問題の中に、下線部和文の英訳や整序英作文などがありますが、基本的な単語・文法を理解していれば解く事ができます。

早稲田の英語は「長文読解ができれば攻略できる」学部が多い代表的な学部ですので、500~600語の長文を早く解く練習を積んでおきましょう。


国語


2020年度は(一)が現代文の評論、(ニ)が古文、(三)が漢文という問題構成でした。

60分という時間ですので、漢文(設問3つと問題数が少ない)→古文を30分以内で解いて、現代文に時間をかけることをおススメします。

2020年度の現代文は論理的思考力を問う、新しい傾向の問題が出題されましたので、今後も注意が必要になります。


「商学部の2020年度の問題はこちらをご確認ください」

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社会科学部

基本情報

【配点・時間】

英語・50点(90分) 国語・40点(60分) 

地歴公民または数学・40点(60分)

次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B ③政治・経済 ④数学

合計130点

英語


社会科学部の英語は読解問題が中心です。

2020年度はⅠが誤文訂正問題で、残りのⅡ~Ⅴが長文読解問題の大問5題の構成でした。

Ⅱ~Ⅴの長文問題では、各大問で空所補充形式が出てきます。

4つの大問で出ている長文はいずれも本格的な内容ですので、時間配分にはかなりの注意が必要です。

この英文の長さの中で、内容一致問題を解く時に、もう一度英文を読み直して…は致命的になりますので、選択肢から読む、パラグラフリーディングをするなど、過去問を使って自分なりの時間の使い方をつかんでください。

また英文については主に社会科学系の内容が出題されていますので、本命と考えている受験生は対策が立てやすいとも言えます。


国語


2020年度は(一)が現代文の評論、(ニ)現・古・漢の融合問題という問題構成でした。

現代文(評論)は冒頭に漢字が出てきますが、センター試験同様の対策で対応できますので、センターの漢字対策を活用しましょう。

全問マーク式のため判断に迷う問題も出ますが、現代文が得意な受験生であれば高得点を取る事が可能です。

また現・古・漢の融合問題が出るというのが社会科学部の国語の大きな特徴です。

解く順番はどちらからでもいいのですが、どちらかといえば(ニ)の方が時間がかかりますので、半分以上の時間は(ニ)に時間をかけられるような時間配分を心がけましょう。

特殊な問題ではありますが、過去問を使って傾向をつかんでおくと、それほど違和感なく解けますので、早めに過去問を解いておきましょう。

融合問題は社会科学部と文化構想学部の2学部でしか出題されていませんので、どちらかを本命として受験する方は、もう片方の学部についても解くことをおススメします。


「社会科学部の2020年度の問題はこちらをご確認ください」

国際教養学部

2021年度から一般入試が大きく変わる


早稲田の中でも特色のある学部ですが、政治経済学部同様、2021年度の一般入試から大きな変化が起きます。

政治経済学部と比較するとそのインパクトは大きくありませんが、以下に変更点を記載しておきます。

【変更前】

外国語・85点   国語・50点   地歴または数学・50点   

英語4技能テスト・15点

合計200点

 

【変更後】

①大学入試共通テスト

国語(必須) 50点

選択科目 50点

以下いずれか1つを選択

・地理歴史「世界史 B」「日本史 B」「地理 B」

・数学 「数学Ⅰ・数学 A」「数学Ⅱ・数学 B」

②学部独自試験

Reading(90分) Writing(60分) 配点80点

③英語外部検定試験 

配点20点

文化構想学部

基本情報(一般入試のみで4技能テスト利用型除く)

【配点・時間】

英語・75点(90分) 国語・75点(90分) 

地歴・50点(60分)

次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B

合計200点

英語


文化構想学部の英語は読解問題が中心です(ただし問題形式は様々です)。

2020年度はⅠが空所補充形式の読解問題(長文2つ)が、Ⅱが内容一致形式の読解問題(長文3つ)、Ⅲが適文補充形式の読解問題、Ⅳが会話文における補充形式の問題、Ⅴが英文の要約問題の大問5題の構成でした(基本的な問題構成は文学部と同じです) 。

90分という時間の中で、問題形式の異なる長文を8つ読む必要がありますので、速読力は必須です。

長文のジャンルは他の学部と比較すると文化論が多めに出題される傾向があります。

また文化構想学部(および文学部)の特徴は、最後の要約問題ですが、要約問題に必要なのは課題文の要所を適切に読み取る読解力と、それを英文として書く英作文能力です。

英作文は英文という言葉がありますが、日頃から自分が使える表現を地道に勉強しておく必要があります。

早めに過去問を使って問題の傾向をつかんでおきましょう。


国語


2020年度は(一)(ニ)が現代文の評論、(三)現・古・漢の融合問題という問題構成でした。

文化構想学部の国語は早稲田の入試問題の中でも、特異な部類に入ります。

まず特徴的なのが(一)で、あるテーマについて論じた異なる文章を読んで、設問に答えさせる形式をとっています。

2020年度は故郷について書かれたA・Bの2つの文章を読んで、設問に答えるという形式の問題でした。

2つの文章をまたいで出題される問題もありますが(2020年度は設問6問のうち、問4と問6の2問が該当)、基本的には各傍線部の理解するという現代文の王道の解き方で対応できます。

また(三)も現・古・漢の融合問題と特色がある内容になっています。

3つの文章にわたる内容合致問題も出題されていますが、これについても基本的にはそれぞれの本文についての設問に答える、という形で対応が可能です。

融合問題は社会科学部と文化構想学部の2学部でしか出題されていませんので、どちらかを本命として受験する方は、もう片方の学部についても解くことをおススメします。


「文化構想学部の2020年度の入試問題はこちらをご確認ください」

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文学部

基本情報

【配点・時間】

英語・75点(90分) 国語・75点(90分) 

地歴・50点(60分)

次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B

合計200点

英語


文化部の英語は読解問題が中心であり、問題形式は様々ですが基本的には文化構想学部と同じです。

2020年度はⅠが空所補充形式の読解問題(長文2つ)が、Ⅱが内容一致形式の読解問題(長文3つ)、Ⅲが適文補充形式の読解問題、Ⅳが会話文における補充形式の問題、Ⅴが英文の要約問題の大問5題の構成でした(基本的な問題構成は文学部と同じです) 。

文学と同様の対策方法を取ることになりますが、逆に言えば過去問は他の学部の2倍あることになりますので、必ずどちらの学部の問題を解いておきましょう。


国語


2020年度は(一)・(ニ)が現代文の評論、(三)が古文、(四)が漢文という問題構成でした。

文学部だけあって国語のレベルは高いのですが、現代文では抽象的な問題が出題されます。

特に70字~100字の論述など文学部特有の問題が出ますが、これを解くためには正確な読解力とそれを表現する力が必要になります。

古文はこの3年は歌集から出題されており、単語・文法の基本知識は絶対ですが、和歌修辞や文学史についても必ずおさえておきましょう。

また2019年度には40字~50字の記述問題が出ましたが、2020年度は出題されませんでした。

漢文は白文を使って書き下し、返り点の打ち方などの演習を積んでおきましょう(この2年の最後の問題は返り点を打つ問題です)。


「文学部の2020年度の問題はこちらをご確認ください」

人間科学部・文科系(A方式)

基本情報

【配点・時間】

英語・50点(90分) 国語・50点(60分) 

地歴公民または数学・50点(60分)

次のうちから1つを選択 ①世界史B ②日本史B ③政治・経済 ④数学

合計150点

英語


人間科学部の問題構成は早稲田の中でも特有な内容になっています。


2020年度はⅠが英文読解問題(英文が8つ)が、Ⅱが短文空所補充問題、Ⅲが誤文訂正問題の大問3題の構成でした(この構成は長年変化していません)。

Ⅰは200~250語の英文が8題出題され、それに対して合計25の小問が設定されています。

1つの英文に対してかける時間は8分程度ですので、リズムよく解いていきましょう(分からない問題があっても、そこにこだわると全体の時間が足りなくなります)。

Ⅱの短文空所補充問題 は、短い英文の空欄に入る前置詞や副詞を選ぶ選択問題なのですが、細かい内容も聞いてきますので、日頃英文を読む時には前置詞に注意する癖をつけておきましょう。

この問題は同じ語を繰り返して使えるうえ、何も補う必要がないという選択肢もあり、それが難しさに拍車をかけています。

分からない問題は分からない…と割り切って解いていきましょう。

Ⅲの誤文訂正問題 は法学部、社会科学部、後述のスポーツ科学部でも出題されていますので、形式に慣れるうえではこのあたりの問題も有効活用していきましょう。


国語


2020年度は(一)が現代文の評論、(二)が古文、(三)が漢文という問題構成でした。

2018年度までは現代文1題と古・漢の融合問題1題の2題構成でしたが、2019年度からは3題の構成になっています。

現代文については、学部の科学系や現代社会論をとりあげた内容が出題されがちですので、本命の学部と考えている受験生の方は、それを意識して過去問を解きましょう。

2020年度の古文、漢文は前年の半分の文章量で内容も平易でしたが、この傾向が今後も続くかは分かりませんので、それ以前の難易を基準に過去問演習に取り組みましょう。


「人間科学部の2020年度の入試問題はこちらをご確認ください」

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スポーツ科学部

2021年度から一般入試が大きく変わる

2021年度の一般入試から大きな変化が起きます。

【変更前】

英語・75点  国語または数学・75点  小論文・33点   合計183点

小論文については、小論文以外の2科目の得点の合計が基準点以上の場合のみ採点の対象となります。小論文が基準点に満たない場合は、不合格となります。

 

【変更後】

①大学入試共通テスト(各100点×2科目=200点)

・外国語  英語(リスニングを含む)

・国語または数学【数学Ⅰ・数学A】

 

②学部独自小論文(50点)

英語


2021年度は入試に大きな変更が起きますが、スポーツ科学部の過去問演習は他の学部の対策にもなりますので、その視点で2020年度の問題分析を行います。

スポーツ科学部の英語は読解問題が中心です。


2020年度はⅠ・Ⅱ・Ⅲが長文読解問題、Ⅳが短文空所補充問題、Ⅴは誤文訂正問題 の大問5題の構成でした。

といってもⅣは小問が4問、Ⅴは小問が5問と問題数が少なく、この大問2題は10分~15分で解き、長文問題に時間をかけられるようにしましょう。

1つの長文は600~800語ですので、合計は2000語程度になりますが、英文や設問の難易度は早稲田の中では高い方ではありません。

他の学部に問題を解くために、長文を解くための力(特に速読力)を身につけていれば、充分対応可能です。

なお長文はスポーツ関係の内容が出題される傾向にあり、2020年度は3つの長文のうち2つはスポーツ関係でした。

またⅤの誤文訂正問題は、2019年度まではA~Dのどこかの箇所が間違っており、それを指摘する問題でしたが、2020年度はA~Cのどこかの箇所が間違っている、もしくは間違いはない(全て正しい)という形式に変更されました。

他の学部はA~Eの5択ですので、若干違いがあり、そういったことをつかんでおく上でも早めに過去問を解いておきましょう。


国語


2021年度は入試に大きな変更が起きますが、スポーツ科学部の過去問演習は他の学部の対策にもなります。

2020年度は(一)(ニ)が現代文の評論、(三)古・漢の融合問題という問題構成でした。

現代文については標準的な難易ですので、他の学部を受験する場合でも、早稲田対策の最初の段階として解くには向いています。

また古・漢の融合問題も早稲田の特徴ですので、スポーツ科学部の問題を早稲田対策として有効活用しましょう。

マーク式のため正解がはっきりしていますので、何を根拠にその正解になっているのか?についてを学ぶいい教材にもなりますので、もう出ない…と考えるのではなく、貴重な早稲田対策ができる問題として活用してください。


「スポーツ科学部の入試問題はこちらをご確認ください」

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