こんにちは坂上です。
宅建に独学で一発合格、自分自身も全く異なる業界への転職を2回経験しており、採用する側としても数多くの面接を行ってきました。
資格を取って将来のキャリアアップを…と考えるのは、特に転職を考えやすい年齢である20代の方には多いと思います。
実際に宅建を受験する年代で、例年最も多いのは20代であり、社内あるいは社外での活躍の幅を広げようとしようと考えるのはビジネスパーソンとしては自然なことです。
転職をしようと思った時に、使える方法は主に以下の3つです。
このうちプラットフォームの活用や採用フォームを使うと実際にどうなるか?ということについては、以下をご参考にしてください。
ここでは③人脈の活用という点を紹介しますが、率直に言って、この方法が取れるなら最も有効なのでは?と思うこともあります。
私の周囲で、キャリアアップしたな~(給与面や待遇など)と感じる方の転職はだいたいが紹介というパターンです。
教育業界時代の同僚は人脈を通じて大学の職員になることが多く、不動産業界の同僚は起業した同僚の会社に転職していきました。
私も若い頃は人脈を使って転職を…という考えには至らなかったのですが、30過ぎる頃には、辞めていった同僚や取引先から声をかけて頂く事が増えました。
そこで今回は資格と人脈がどう結びつくのか?という点についてご紹介いたします。
(不動産業界の場合)宅建を持つと顧客との接点が増える
不動産業界で働いている場合は、宅建を持つと圧倒的に顧客との接点が増えます。
私は営業をしていたので、自分のお客様との商談や契約で接点を持っていましたが、宅建士になってからは、他の営業担当(宅建非保有)の契約にも出る機会が増えました。
というより、ほぼ全てのお客様の契約の場に出ることになり、また契約後のサポートもすることになったので、相当な方との接点を持つようになりました。
全員が投資用の不動産を購入できるくらいのご年収・金融資産を持っている方でしたので、そのツテを使って転職しようと思えばできました(ただし在職している企業にバレる可能性があったのと、私が該当する業界に興味がなかったので、結果としては活用しませんでした)。
接点を持てばいい…というわけではなく、前提としてお客様の期待に応える仕事ができるのか?ということがありますが、仕事に自信がある方であれば、接点を増やせれば自分のファンが増えていきます。
(不動産業界以外の場合)宅建は不動産業界へのパスポート!?
私は採用する側にも関わった事がありますが、一番手堅い採用は「人からの紹介」です。
紹介してくれる人(社員など)に信頼が置けるようであれば、その人から紹介された人も高い確率で自社に合う人材です。
自分で塾を起ち上げた当時、講師の採用はほぼ100%、人からの紹介でしたが、高いロイヤリティで教室にコミットしてくれました。
不動産業界で働いていた時も、「人からの紹介」は非常に有効だったのですが、ポイントが高かったのは「自分の知り合いが興味持ってるんですよ、しかも宅建持ってます!」の一言です。
私も人を紹介したことがありますが、特に他業界からの人を採用する場合、この「宅建を持っている」というのは、他の社員への説得材料としては非常に大きいものがありました。
また私も元同僚が他の不動産業界で働いており、たまに会った時に「俺、きみの会社に入れる?」と質問をすると、半分はサービスだと思いますが、「楽勝ですよ(笑)」という答えをもらいます。
人を採用する会社=成長をしている会社ですので、支店を増やしたい、社員をさらに増やしていきたいというニーズがありますので、従業員5人につき宅建士1名以上の設置義務がある宅建業者にとって、宅建を持っているというのは大きなアピールポイントになります。
宅建は不動産業界へのパスポート!?とまで言ってしまうと、さすがに言い過ぎかもしれませんが、何の経験のない他業界の人が、不動産業界に転職するうえでは武器になっている!というのが、私の実感です。
社内のつながりは将来の人脈になる
年齢を重ねる度に感じるのですが、一番人脈を作りやすいのはなんだかんだで同じ会社の人です。
これはある意味当たり前なのですが、お客様よりも社内の人間と接している時間の方が遥かに長いからです。
話が脱線してしまいますが、新卒でも、転職でも「何をするかよりも、誰とするか」の方が長い目で見ると上手くいったりします。
独立して起業した人や投資で成功したことで億り人(資産1億円以上)になった人が周囲に結構いるのですが、そういう人と一緒に働ける職場は非常に恵まれています。
ではどうやればそういう優れた人と濃密な関係を築けるのか?といえば、ほとんどの場合は仕事で結果を出すことが近道になります。
結局のところ、資格も掛け算を構成する1つにしかすぎません。
といってもやはり持っていれば有利なのは間違いありませんので、今の仕事にも向き合いつつ、自分を高めていただければと思います。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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