宅建本番に向けて整えるべきは、体調とメンタルです。
体調は睡眠時間を多めに取るなど、前もって整えることができます。
しかしメンタルは試験中でも、というより試験中だからこそ、大きく崩れる可能性があります。
というより私がまさに試験本番、まさに問題を解いている中で、メンタルを崩され、試験時間の大半をテンパった状態で過ごした経験の持ち主です。
私も試験本番までは合格に自信がありましたし、過去の大学入試などの試験でもテンパった状態になったことはありませんでした。
これは宅建に限らず、大きな試験の本番では誰にでも起き得ることですので、なぜテンパったのか?そうならないようにするためにはどうすればいいのか?についてご紹介をしていきます。
非常に恥ずかしいのですが、誰にでも起き得る事象(起きない方が当然いい!)であり、宅建直前で紹介しようとしていた話ですので、是非ご一読ください。
いつもより長めの文章になりますが、お付き合いください。
試験で緊張した時の対処方法
人はなぜ緊張してしまうのか?
宅建本番で自分がテンパってしまいましたので、そもそも人はなぜテンパるのか?という理由を調べてみました。
詳細を書き出すと本論からそれてしまいますので、手短にまとめますが、ワーキングメモリという脳に関係する事がその要因のようです。
ワーキングメモリとは、短い時間に頭の中で情報を保持して、処理する能力のことです。
私たちの日常生活を支える能力ですが、試験で言えば問題文を読み、考える能力です。
これが順調に動いているうちはいいのですが、処理する情報量が増えると有効に機能しなくなります。
そしてこのワーキングメモリが、有効に機能しない状態(問題文を読めない、読んだことを判断できないなど)がテンパっているという状態です。
テストで緊張する理由
仕事を一気に頼まれるなど、処理する情報量が増えた事で、テンパった経験をお持ちの方は少なくないと思います。
しかしテストとは目の前の問題を1つ1つ解くという事であり、これは日頃の学習と変わらない情報量を処理しているはずです。
ではなぜテンパってしまうのか?
それは時間が足りなくなる、問題が解けない・・・などの不安が、このワーキングメモリの情報処理力を下げてしまうのです(要するに不安が頭の中に常にあり、他の事を考える余裕を与えていない状態)。
そしてこれは仕事などでも同じことが言えるのですが、完璧主義の人ほどこの傾向が強くなります。
この脳のメカニズムを知る事で、もしテンパってしまっても、元に戻せる可能性がありますので、前提として紹介をしました。
宅建本番で陥った極度の緊張状態とは?
冒頭でご紹介した通り、私は宅建本番で完全にテンパりました。
具体的にはどういう状態かと言えば、地に足がついておらず、問題文が頭に入ってこない状態です。
余裕を持って見直しとマークを塗るはずが、マークをギリギリ塗り終わったところで試験が終わりました。
その状態でしたので、不合格だと思って 受験会場を出ました(上司にもそのように報告をしたことをよく覚えています)。
すぐに2択で迷った問題の確認をしましたが、それも全部間違っていました。
途方に暮れて自己採点の時間を迎えました。
宅建が終わり、自己採点、確信を持って答えた問題が全部合っていましたので、結果としては合格点+2点で合格していました(大手の予想合格点を参考にしました)。
ギリギリという点数ではありませんでしたので、なぜ必要以上にパニックに陥ったかを自分なりに分析してみました。
極度の緊張状態に陥った原因分析
私なりに分析した結果、テンパってしまった一番の要因は、宅建業法の自分の期待値が高すぎた、という事です。
先日、ラスト1週間は宅建業法を中心に覚えていた!という話をしました。
そしてどちらかといえば、これまで覚えていたことを思い出すことを優先していました。
その結果、宅建業法の問題はことごとく正解できていました。
これは当たり前といえば当たり前で、知っていることを確認する・確実な知識にする作業なので、正解できるのが普通なのです。
しかし当時の私は、この宅建業法はほとんど正解!という状況に、宅建業法は満点の20点、最低でも18点は取れるな! という過信が生まれていました。
過信していた宅建業法で壁にぶつかる
これが大間違いで、以前ブログでも書きましたが、私の宅建業法の点数は16点でした。
簡単な問題から解き始め、最初の数問は気分よく解いていましたが、途中で手が止まる問題にぶつかりました。
これは後で分かった事ですが、その年の宅建業法で正解率が低い順の上位4問(言葉がややこしいですが、要は正解率が低い問題たち)を全部落としていました。
これが私の手が止まった問題たちです。
瞬殺で解ける問題ばかり解いていた私が、久しぶりに簡単には解けない問題にぶつかった瞬間でした。
ある意味妥当と言えば妥当なのですが、試験を解いている時の私にはどれが正解率が高い問題かなど分かりません。
宅建業法が解き終わった時に残った感触は、最低でも18点と考えていたのに、全然取れていない!ということだけです。
この不安が私の頭の中(ワーキングメモリ)を占拠し、完全にテンパった状態になりました。
宅建業法からの流れが全ての問題に波及
私は宅建業法から問題を解き始めましたので、この悪い流れが他の分野にも影響を与えました。
法令上の制限 5点/8点
税その他 1点/3点
という結果で、取れそうな問題も落としていましたので、ここで2点は失った!というのが実感です。
試験中の対策①落ち着く事を優先する
問題を解く中で落ち着くだろう・・・と思って、問題を解き続けていましたが、結果的には波の上下はあれど落ち着かない状態が続きました。
このまま権利関係に進むのは厳しいな・・・と考えていましたので、権利関係に入る前に一呼吸置きました。
具体的には何をしたかというと鉛筆を置いて一息つきました(深呼吸)。
そしてこれまで自分が選んだ選択肢を数え始めました。
1を選んだ問題が何問、2を選んだ問題が何問などです。
2択で迷った時の判断方法として、宅建は正解の選択肢の数がほぼ均等になる試験であるという話をしました。
余裕があればこれを実践するつもりで、その練習もしていましたが、あえてここで行ったのには理由があります。
それは全然違う事、特にルーティン作業を行う事で、心が落ち着くのでは?と考えたからです。
落ち着いて数を数えているうちに、テンパってはいましたが、多少なりとも焦りが消える、つまりワーキングメモリの機能が戻ってきました。
そしてこの状態で権利関係を解いたので、権利関係は14点中10点と踏ん張る事ができました。
問題のことを全く考えない時間を3分ほど作りましたが、この3分を捨てた事で、残りの数十分を有効に使えたのです。
試験中の対策②自分を客観視する
実際に私はしませんでしたが、他にも自分を落ち着ける方法があります。
実際にこのアドバイスを実施して、精神状態を落ち着けた受験生がいますので、参考までに載せておきます。
■自分が問題を解いている姿を上空から眺めてみる
実際にはできませんが、幽体離脱をしたように、自分が問題を解いている姿を空中から眺めてみてください。
テンパっている自分の姿を、客観的に見ると不思議と落ち着きます(思わず笑ってしまえば最高です)。
■窓ガラスに映った自分の姿を見る
これは上記と同じ効果を得るのが目的ですが、もし自分の席が窓側で鏡のようになっていたら、自分の姿を見てください。
ただしこれは席の位置次第のところがありますので、できれば、という程度で考えておいてください。
■自分が不安に思っている事を空欄に書く
やべー、分からない
困ったな~
など自分が今感じていることを書き出します。
非常に単純なのですが、これを行って2~3分後に試験に戻ると不思議と落ち着いています。
どれが当てはまるかは分かりませんし、できれば使わないですむ方がいいのですが、いざという時のお守り代わりに覚えておいてください。
試験前の対策①問題簡単かもという期待をしない
試験において自信を持つのは大切ですが、過信をするのは禁物です。
まして根拠のない思い込みをして、逆の結果が出た時はひどい目に合う事は私の例が示す通りです。
ここ数年の合格点は、平成28年・35点、平成29年・35点、平成30年・37点と高め(つまり問題が易しい)です。
しかし今年も同じような難易だろうと思って、難しかった場合はそれだけでテンパってしまうかもしれません。
今年は難しいかも・・・と思っていて、簡単だった場合は逆に気分よく解けますので、自分の中の期待値を下げておきましょう。
試験前の対策②余計な不安になる行為を防ぐ
受験票を忘れる、会場の場所が分からない、トイレに行きたくなるかも・・・こういった事は、余計な不安を自分に与えてしまいます。
私が繰り返し、早く申し込みをして家から近い場所での受験をおススメするのは、こういった余計な不安(悪天候で移動に時間がかかるなど)が発生するリスクを減らす意味もあります。
準備物は前日に用意する、会場には余裕を持っていくようにする、トイレを気にしないように水分を取り過ぎないなど、不安を起こす要素はできるだけ減らしておきましょう。
まとめ
試験は実力をつけるための行動と、実力を発揮するための行動に分ける事ができます。
直前になればなるほど、そして試験中は実力を発揮するための行動のみが問われます。
緊張の原因は様々ありますが、試験前の期待値調整などでそもそも起きないようにする、試験中に起きてしまった場合の対処方法と2段構えで心の準備をしておきましょう。
実力を発揮するための行動が試験の結果に直結しますので、参考になる部分を活かして頂ければと思います。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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