働きながら、しかも独学で宅建の資格試験などを受験する場合、最大の敵は飽きることです。
私も経験がありますが、働きながら勉強するのは非常に大変で、だんだんと飽きてきます。
仕事終わりに同僚と飲みに行きたい…
休みの日は趣味の時間に思い切り時間を費やしたい…
朝はゆっくり起きたい
とにかく色々な誘惑があなたの勉強を妨げます。
そこまで「無理してやる必要あるの?」、「来年でもいいんじゃないの?」とそんな言葉が飽きを加速させていきます。
そもそも人間は飽きるようにできているのですが、それを理解して、そのうえでどのように上手く飽きると付き合うのか?の6つの方法をお教えします。
人はそもそも飽きるようにできている
ホメオスタシス(恒常性維持機能) とは?
私も新しいことを始める、しかし挫折・・・をして自己嫌悪に陥る事がありましたが、その理由を知って安心したことがあります。
人はなぜ新しい事を始めて挫折するのか?といえば、それが普通だからです。
これは生命が持つ、ホメオスタシス(恒常性維持機能)というものがその背景にあります。
ホメオスタシス とは何かといえば、環境が変化しても体の状態を一定の維持しようという体の働きです。
例えば暑ければ汗をかいて体温を一定に保とうとする、食事をして血糖値が上がればそれをもとに戻そうとするなどです。
ホメオスタシスは環境が変わった時に、元に戻そうとする作用です。
新しい事を始める(ここでは宅建を勉強する)ということは環境を変える事であり、負荷がかかる事です。
これに対して、抵抗をして元に戻そうとする=挫折するということですので、これが新しい事を始めてもやめてしまうという背景です。
「飽きる」の克服法① とにかく無理はしない
このブログでは継続をキーワードに何本も記事を書いていますので、そちらを参考にして欲しいのですが、ここでは無理はしない!という事を言っておきます。
目標を立てる時によくあるのが、あれもこれもと欲張ると共倒れになる傾向があります。
資格試験などはまとめて行った方が効率的なものもありますが、例えば宅建とTOEICのように相関性が全くないものであれば、どちから1つに絞る方が結果は出やすいです。
そして無理をしないためのおススメのやり方は、余裕を持って行う事です。
「飽きる」の克服法② 最初からやり過ぎない
宅建の勉強を早く始めればスケジュール的には余裕があるので、これは問題がありません。
注意すべきなのは最初からやり過ぎない事です。
これは個人差があるのですが、今まで行っていない事を最初から猛スピードで開始すると、挫折する可能性も高くなります。
私の宅建の学習は1月からでしたが、最初は情報収集を行い勉強の方針を決めました。
そして勉強そのものも、漫画をパラパラと読むということから始めましたので、負担は非常に低いものでした。
おススメは新年からスタートするようであれば、バタバタしなくてもいいように、事前に何をしようか?という大枠を考えておくことです。
学習中に起きる中だるみとの上手な付き合い方
「飽きる」の克服法③ 宅建の学習本を読んでみる
三日坊主を乗り越えてスタートが順調にいったとしても、長く勉強すると起きる現象、それが中だるみです。
これまで見てきたように言ってしまえば人は飽きるように作られていますので、長い期間勉強をしていると途中でどうしてもだれてきます。
この場合は、本当は石にかじりついてでも勉強を継続した方がいいのですが、すでにだいぶやる気が落ちており、ただ単に継続するだけではますます気持ちが離れます。
こういう場合は勉強をするわけではないけど、勉強には関係あるものに触れてみる…というのが意外と有効です。
その一番分かりやすいものが宅建の学習本で、学習本は直接勉強するわけではないので、心理的な負担は相当低いです。
しかし全く離れた内容ではないので、読んでいる中で気づきやモチベーションにつながる事があります。
あまりこの類のものに触れたことがない人は一度触れてみると面白いと思います。
帰宅途中に本屋に行って学習関連の本を読んでみる、よく更新されている宅建ブログを見るなど触れる方法は様々ですが、気分転換にも向いていると思います。
宅建の学習本を紹介したブログに、それらの本を載せていますので、ご参考にしてください。
「飽きる」の克服法④ 自分の精神状態を上げられる事をする
運動や買い物、美味しいものを食べに行く・・・など気分転換の方法は様々です。
これらの事をして勉強に向かう意欲を高めるのは1つの方法だと思います。
私も実践した事でお勧めなのは、自己啓発系の動画を見る事です。
必要に迫られて…という理由だけかもしれませんが、資格試験の勉強をしよう!と思ったのであれば、そこには何らかの意思が働いているはずです。
これを利用しないのは非常にもったいない事です。
資格試験というのは、合格すればそれまで自分が出来ていなかった状態になる事ができます。
これはまさに、自分が成長したこと以外の何物でもありません。
だからこそ『自分を高めていこう!』というメッセージが発信されている自己啓発系のコンテンツとは相性がいいのです。
「飽きる」の克服法⑤ 自分がなぜ受験しようと思ったのかを思い出す
上記で少し触れた話になりますが、受験しようと思ったきっかけは学習への強い原動力になります。
進学・就職・転職など、人が人生の新たなキャリアを踏み出した時には、必ず理由があるはずです。
何かあった時はその最初の部分、いわば原点に立ち返る事が近道になる事は多々あります。
会社からの強制力が働いて…などネガティブな理由で受験を決めた方であっても、合格すれば何らかのメリットはあるはずです。
勉強から手が離れだした時だからこそ、楽しい事、自分の気分が上がる事を考えていきましょう。
「飽きる」の克服法⑥ 勉強する時は新しい範囲には手をつけない
やる気が下がっている時に、新しい範囲を覚えようとすると、かえって非効率になります。
新しい範囲を進めて、その覚えがいま一つだった場合などは、余計にやる気が下がるだけです。
こういう時は無理して学習を進めず、知っている範囲の問題を解いて、自分がやってきた事・できるようになった経験を確かめていきましょう。
ただし新しい内容をやった方が新鮮で意欲が上がる・・・という場合は、その方が有効になる事もあります。
これも個人差がある事ですので、自分はどっちなのか?は実際にやってみないと分からない部分があります。
まとめ
ここまでいくつかの対応方法について触れてきましたが、1点重要な考え方があります。
それは中だるみを克服しようとするより、うまく付き合うことです。
人の本来持っている性質には『逆らうのではなく、どのように上手く付き合うか』という考え方は非常に重要になりますので、是非学習の参考にしてください。
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