こんにちは、坂上です。
働きながら宅建に独学で合格!そのノウハウを活かして、毎年宅建受験生の合格支援をしています。
宅建に独学合格するうえでは、テキストや問題集の選び方が重要になりますが、宅建独学の参考書ともいうべき本をいくつか紹介します。
実際、私はここにある本を全て読んで自分の学習に取り入れていきました。
どの本も宅建についての基本的な情報は書いてありますので、特にココ!という特徴について簡単ではありますが、ご紹介します。
第5位・松村保誠の宅建試験最短最速合格法
松村式「最短最速」思考法とは??
細かいテクニックではなく、宅建という試験をどのように捉え、どのように攻略するかが丁寧に書かれています。
まず宅建という試験を「不動産取引の実務者が備えていることが望ましい法律の基礎知識の有無を試すためのもの」と捉え「単純な記憶力と多少の読解力があれば合格できる試験」と説明しています。
そのためとにかく無駄なことをしない。最速合格の方法は過去問主体で勉強する、脱線しないの2点であるとしています。
試験勉強をしているうちにあれもこれもと考えがちですが、そうではなく過去問主体の勉強により最速での合格ができる試験と前置きをして、その後の話を展開しています。
個人的に参考になったのは、宅建に必要な学習時間は基礎学力によって違う!という内容であり、どういったことができる人は学習時間○○という目安が分かったことです。
私が独学で宅建に合格するためには何をしたらいいか?を考えた時に最初に買った1冊です。特に宅建に合格する学習時間について具体的に記述がありますので、非常に参考になります
第4位・3か月で宅建 本当は教えたくない究極の宅建合格メソッド
500円で宅建が網羅されたカラー書籍
宅建とはどのような試験で、どのような勉強をすれば合格できるのか?については、色々な調べ方があると思います。
人に聞く、ブログを見る、you tubeを見るなど様々だと思いますが、本での情報収集というのも1つの選択肢になります。
そんな時に500円でまとまった内容が書いてあるこの参考書はコスパがいいと言えます。
しかもフルカラーで本が構成されていますので、見た目は今回の参考書の中でも一番綺麗です。
個人的に一番参考になったのは、40日・3か月・6か月・9か月の期間でどのように勉強するか?どのような人がそのスケジュールでの勉強に適しているか?ということです。
値段と内容を考えると、手元に置いてもいい!と感じさせる1冊です。
宅建についての基本的な考え方や各時期に必要になることなどを費用をそれほどかけず、見た目が綺麗なもので行いたい!という人には適した参考書です
第3位・宅建『ひっかけ問題』完全攻略 鬼トレ問題集
衝撃!読み飛ばす所が全くなかった本
宅建の受験者数は20万人以上ですので、l宅建の合格ライン付近には実力的にはほとんど変わらない人が大勢います。
しかし、なぜ合否の差がつくかと言えば、差のつく問題を意図的に用意しているからです。
では差のつく問題とは何か?という時に真っ先に例としてあがるのが「ひっかけ問題」です。
この本はタイトルにもあるようにひっかけ問題を多く扱っているのですが、実に290ページ弱の構成のうち200ページ以上でひっかけ問題のみを取り扱っています。
またこの本はそれだけでなく、平成28~30年の問題を分析して、宅建は○の選択肢を○と判断するより、×の選択肢を×と判断するスキル(つまり間違い探し)が重要と紹介しています(宅建は誤った記述の方が正しい記述よりも多い ため)。
さらに宅建の合格には『24点の壁』・『30点の壁』・『36点の壁』の3つの壁があると紹介しているのですが、 実際に宅建の勉強をすると納得感のある壁です。
宅建は合格点付近に多くの受験生が集まる試験なので、差がつく問題を解けばグッと合格に近づきます。そのためにはひっかけ問題をどれだけ解けるか?が重要になるのですが、その対策に非常に適しています。それ以外の内容についても目からウロコで、読み飛ばすところが全くない参考書です。
第2位・スラスラ解ける!宅建士ウラ技合格法
宅建直前には絶対読んで欲しい1冊
スラスラ解ける!宅建士ウラ技合格法 ’21年版 [ 中澤 功史 ]価格:1,650円 (2021/7/24 12:43時点) 感想(0件) |
この情報は本のタイトル通り、受験の直前期に裏ワザとして知った方がいいというものありますが、最後の最後まで可能性を高めたい!という目的には非常に合っている参考書です。
正直なところ、こういうタイトルの参考書には怪しさを感じることも多いのですが、私が宅建を受験した時は、最後の1週間に勉強した方がいい内容についてはこの本を参考にしました。
特に3か月での宅建独学を考えた場合は、限られた時間の中で何をするか?を考える必要がありますので、読んでおいて損の無い1冊です。
しかし、個人的に一番参考になったのは権利関係で、紹介のされ方は裏ワザですが、私が権利関係を解くうえではかなり参考にした部分であり、正直もっと早くこの考え方を知っておけばと思うほどです。
その考え方とは、権利関係の対立型の問題は誰かと誰かのケンカとして、その勝敗を決めるとシンプルに捉えています。
そしてどういう理由で勝つのか?というポイントを何点も紹介していますので、この点も踏まえると宅建の勉強を始める前に買って読んでもいい本です。
権利関係の考え方については早い段階から読むことをおススメします。正解の確率を上げる考え方や、コスパのいい範囲については、直前期に読むと本番での点数につながります
第1位・資格の天才 ヤマモトの宅建一発合格塾
最高の宅建学習本であり、最高の権利関係の参考書
戦略と戦術の違いからはじまる珍しい本なのですが、資格試験に独学で合格するためには戦略についての理解が非常に重要です。
宅建における勝ちとは『合格=点が取れた』という事で、点を取るためにはどのような取捨選択をするのか?というのが戦略になります。
他の本とは切り口から違いますので、1つ1つの情報にはメッセージの強さを感じさせてくれます。
そしてこういった考え方のもと、この本では一点合格法をススメており、一点合格法とは、『1つの分野において完璧な知識を身につける』ことです。
資格試験に短期間で合格する秘訣は、学習対象を絞り込む事としています。
そしてその学習対象とは各科目の基礎の部分であり、受験生であれば誰でも知っている内容です。
この基礎の部分を完璧にするまでは他の事はやらない、逆に言えばこの作業を終える前に他の事をやるから失敗するという説明をされています。
また300ページ程度の参考書なのですが、そのうちの130ページを民法の説明に当てるなど、宅建の合否を左右する権利関係については、かなり詳細に取り上げています。
私はこの本を読んで、基礎的な部分をやり込めば宅建は独学でも合格できる!と確信しました。また参考書とは思えないほど、権利関係の内容は充実していますので、是非ご一読ください。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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