こんにちは、坂上です。
統計は最新のデータを見ないと意味がありませんので、こちらをご覧ください。
統計での聞かれ方は2パターン
統計は最新の数値に基づきますので、過去問が全く使えません。
そのため、新しい知識を覚える必要があるため敬遠されがちです。
しかし統計の問題で抑えるべき点は非常にシンプルで、2パターンです。
②ここ数年の推移を聞かれる
30分勉強(数値を覚える、予想問題を解く)すれば、1点取れるようになる単元ですが、全くやらないと絶対に得点できませんので、このブログを読んで得点につなげてください。
問題を解いてみましょう
次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.建築着工統計(平成30年1月公表)によれば、平成29年の新設住宅着工戸数は前年比0.3%の増加だったが、新設住宅のうち、分譲住宅の着工戸数は前年比1.9%の減少となった。
2.平成28年度法人企業統計年報(平成29年9月公表)によれば、平成28年度における全産業の売上高は前年度に比べ1.7%増加したが、不動産業の売上高は9.1%減少した。
3.平成30年地価公示(平成30年3月公表)によれば、平成29年1月以降の1年間の地価変動率は、住宅地の全国平均では、昨年の横ばいから10年ぶりに上昇に転じた。
4.平成30年版土地白書(平成30年6月公表)によれば、土地取引について、売買による所有権移転登記の件数でその動向を見ると、平成29年の全国の土地取引件数は132万件となり、5年連続で減少した。
過去の問題を解説しても、あまり意味がありませんので、聞かれ方のみを確認しましょう。
選択肢1・2は増減に関して、選択肢3・4はここ数年の推移について聞いています。
この聞かれ方の2パターンが分かれば、統計の何を把握すればいいかも見えてきます。
地価変動率(地価公示の前年からの変動率)
地価公示からはこの10年で9回出題されています。
選択肢3を見て頂きたいのですが、○○の地価変動率は○年ぶりに上昇した、というような形で出題されます。
3.平成30年地価公示(平成30年3月公表)によれば、平成29年1月以降の1年間の地価変動率は、住宅地の全国平均では、昨年の横ばいから10年ぶりに上昇に転じた。
住宅着工数(平成31年1月公表)
住宅着工統計からはこの10年で9回出題されています。
法人企業統計
法人企業統計からはこの10年で8回出題されています。
選択肢2のように全産業の売上高は前年度に比べ○○%増加したが、不動産業の売上高は○○%減少した、のように出ますが解答の判断になるのは不動産の部分です。
2.平成28年度法人企業統計年報(平成29年9月公表)によれば、平成28年度における全産業の売上高は前年度に比べ1.7%増加したが、不動産業の売上高は9.1%減少した。
今年の法人企業統計を以下に記載します。
増加している!と覚えておきましょう。
その他におさえて欲しいもの
これは直前に数値を覚えて、直前予想模試で理解を確認する!が一番手堅いやり方ですので、予想問題を上手く活用してください。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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