こんにちは坂上です。
働きながら宅建に独学で一発合格、それをノウハウ化して毎年独学合格を目指す受験生を支援しています。
宅建独学合格の3種の神器(これをそろえて欲しい!というアイテム)は、テキスト・問題集(過去問)、直前予想模試(問題集)です。
テキストには知識のインプット、問題集には過去問演習、直前予想模試には初見の問題への対応と最新の情報を反映した問題を解く…とそれぞれの役割があります。
そしてこの中でも全員が購入するのがテキストと問題集であり、書店に行くと数の多さに圧倒されます。
私も各社から出版されている宅建のテキストを毎年確認していますが、それぞれ特徴があります。
場合によってはテキスト購入よりも安上がり!通信講座の比較情報はこちらから
- 宅建のテキストの選び方① 説明が分かりやすいか
- 宅建のテキスト選び方② 分冊型か一冊型か
- 宅建のテキスト選び方③ イラスト重視寄りか文章重視寄りか
- ★おススメ! 2023年度版 さくさくわかる! やさしい宅建士のテキスト
- 【2023年度版】 わかって合格る宅建士 基本テキスト
- 【2023年版】 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
- 【2023年度】みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(TAC)
- スマホで完結するWEB宅建通信講座 スタケン
- 【2023年度】どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト(日建学院)
- 【2023年度】合格しようぜ!宅建士 基本テキスト 音声講義35時間付き
- 【2023年度】スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(TAC)
- 2023年版 パーフェクト宅建士 基本書(住宅新報社)
- 2023年版 出る順宅建士 合格テキスト
- 2023年版 史上最強の宅建士テキスト
- 2023年版 らくらく宅建塾
- 2023年版 ユーキャンの宅建士 きほんの教科書
- うかる! 宅建士 速攻テキスト 2021年度版
宅建のテキストの選び方① 説明が分かりやすいか
宅建は権利関係(民法)、宅建業法、法令上の制限(建築基準法など)から出題されます。
そして私もそうでしたが、不動産業界で働く人にとっては権利関係の用語がなかなか頭に入ってきません。
時効の援用、表見代理、物上代位などパッと聞いて何のことを説明しているか意味が分かりません。
また不動産業界以外で働いている人にとっては、宅建業法(=不動産業界で働くうえで必要な知識)の言葉が何を意味するか想像しにくいです。
欠格事由、手付金の保全措置、営業保証金の還付など、宅建業法は最も配点が大きい(50問中20問)ので、覚えづらいテキストを使うとそれだけで合格から遠ざかってしまいます。
テキストを選びで最も重要なのは、何ページか読んでみて、自分にとって分かりやすい説明がされているか?という点です。
宅建のテキスト選び方② 分冊型か一冊型か
宅建のテキスト選びで一番分かりやすいのは、そのテキストが分冊型か一冊型かということです。
宅建は①権利関係、②宅建業法、③法令上の制限、④その他…と大きくは4つに分けることができますが、分冊型はこれを何冊かに分けています。
そして一体型は文字通り、テキストが一冊にまとまっているタイプのテキストです。
これは一長一短ありますので、自分の勉強の仕方によって使い分けましょう(自宅で腰を据えて勉強が中心の人は一冊型ですし、移動時間や外での勉強が中心の方は分冊型が向いています)。
ちなみに私がやっていたのはテキストは一冊型を使用し、問題集は分冊型を使用するという勉強方法でした。
これにより勉強する時は好きなところをどこでも調べられましたし(一冊型のテキストを使用)、移動中や隙間時間に問題を解く事ができました(分冊型の問題集を使用)。
またそもそもスマホやタブレットで学習をするという場合は、分冊型と一冊型のメリットが両方ともある(持ち運べるし、全てその中にまとまっている)ので、デジタルツールでの学習に抵抗感がない方にはおススメです(動画で授業を見られるなど他にもメリットが多々ある)。
【無料体験講義がついている宅建学習アプリはこちら】
宅建のテキスト選び方③ イラスト重視寄りか文章重視寄りか
宅建にはよく出る問題があるため、テキストや問題集で扱う学習内容は大きく変わらないのですが、教え方にはかなり違いがあります。
分かりやすい部分でいえば、イラストを重視したテキストなのか、それとも文章での説明を重視したテキストなのかで全然見た目が変わります。
これも一長一短があるのですが、最低限の内容を分かりやすく学んで合格したい方はイラスト重視寄りのテキストを、しっかり勉強して合格したい方であれば文章重視寄りのテキストを選ぶことがおススメです。
ちなみに私は漫画で全体像を理解して、それを深く知るために文章重視寄りのテキストを使用しました。
このあたりは自分の勉強方法に合うテキストを使っていきましょう。
★おススメ! 2023年度版 さくさくわかる! やさしい宅建士のテキスト
テキストの中身はこちらもご参考にしてください。
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 個人的には「超」がつくほど好きなテキストです。というのも過去65年間の出題箇所を分析して、宅建に良く出るところに特化してテキストが作られています。 過去の宅建でどの範囲が何回出題されているのか?が巻頭の特集で一覧になっています。それによれば1位は65回の農地法ですが、どの単元を重点的に勉強する必要があるかが分かります。 その内容も過去10年間の平均難易度が横についており、これを見ればなぜその内容を覚える必要があるのか?がよく分かります。 語句の説明や相川ゼミという項目でも相当わかりやすく説明されていますが、「ぱっとわかる無料講義動画」で文章では分からないことも理解できるようになっています。 宅建に満点で合格するのではなく、合格点で合格したい方には非常におススメのテキストです。ページ数を見ても分かりますが、他のテキストと比較して量は少ない(352ページ)のですが、中身は非常に濃いテキストです。
【2023年度版】 わかって合格る宅建士 基本テキスト
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 民法など、宅建業法、法令上の制限、その他関連知識と4分冊されています。ページ数が多い&文章中心のため、書かれている内容は多いですが、宅建に合格するうえでは十分すぎる量があり安心です。 オールカラー&赤シートがついており、分冊されたテキストで暗記には便利な構成です。 過去12年間の本試験ではどこが出題されたのか?ということが一目でわかる基本テーマ32で、まずは各単元のおおまかな内容を掴むことができます。 巻末には、『厳選過去問プレミアム50』と題した、今年の出題が予想されるテーマに沿って選ばれた過去問が、本試験と同形式で収録されています。「最強の予想模試」と銘打たれた問題たちですので、学習が進んだタイミングで解いてみましょう!
【2023年版】 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 表紙を見ても分かりますが、ペンギンのペン太などキャラクターが多く登場します。そしてイラストが多いので、資格試験を勉強するんだ!というハードルが下がります。そしてオールカラーなので、とにかく見た目が綺麗です。 キャラクターをフル活用しており、ふせんやインデックス・シールなどがありますので、いわゆるお堅い勉強方法とはちょっと違うような仕組みがいっぱいあります。 その分、文章が少なく不安を感じる部分がありますが、テキスト購入者は無料動画の視聴ができるので、それで知識を補足することが可能です。 問題集も厳選された300問(分冊型)と合格するうえではよく絞られた内容になっています。 働きながらの勉強は特に最初の入り口のハードルが高いので、あまり勉強感を感じずに学習を始めたい方にはおススメです。
【2023年度】みんなが欲しかった! 宅建士の教科書(TAC)
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 宅建受験者におなじみの「みん欲」シリーズのテキストです。オールカラーであり、各単元の最初に、その単元で学習する内容がまとまったページがありますので、はじめに全体像をつかめ、学習の効率が上がります。 特徴的なのは「板書」で説明が書かれており、ポイントが分かりやすくなっています。 アウトプットとしては、テキストに例題があり、身につけた知識をすぐに試すことができますが、テキストに掲載されている例題と問題練習用の「一問一答 基本問題100問」がスマホで確認できます。 問題集もテキストに準拠した内容で約300問出題されています。 毎年出版も早いので、長い期間かけて勉強していきたい人にも向いています。
スマホで完結するWEB宅建通信講座 スタケン
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 市販のテキストではありませんが、安い料金(先行申込みで10,000円OFFの19,800円)でテキスト・動画授業・過去問10年分約2,000問のアプリ問題・予想模試などがあります。 基本は独学ですが、市販のテキストにはないメールでの質問に対応してくれています。 特徴的なのは、逆回転学習メソッドで、通常はテキスト→問題の流れですが、問題を解く→解答チェック→動画講義→再度問題を解くと吸収力を高めやすい流れになっています。 そもそもこれだけ色々ついている割には低価格だと思いますが、合格特典として全額返金があります。 無料体験(4時間の動画講座付き)をしたうえで、実際に受講するか判断できますので、確実に合格をしたいという方であれば、まずは無料体験で質の高さを経験してみるのも1つの選択肢です。
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スマホで完結するWEB通信講座『スタケン宅建講座』【2023年度】どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト(日建学院)
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 権利関係・宅建業法・法令上の制限と宅建の三本柱通りの3分野に分冊されています。 言葉だけ聞いても分からない内容について、例えば~という形で具体的な例で説明をしてくれます。権利関係などは、この例えば~という具体的な話が無いと理解が進みづらいものもありますので、そういう単元を学ぶのには特に適しているテキストです。 「発展コラム」で本試験に出題された実績のある範囲の学習が、「重要チェック問題」で学習した内容が身についたかの確認ができる構成になっています。
【2023年度】合格しようぜ!宅建士 基本テキスト 音声講義35時間付き
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 700ページ以上のテキストですが、親しみやすいキャラクターがセリフで話す形式で内容が展開されていますので、量をそれほど感じさせない工夫ができています。 またこのテキストの特徴として、全文電子版があり、無料でPDFをダウンロードする事ができます。 そして音声講義がついていますので、視覚だけでなく耳も使って勉強をすることができます。働きながらの宅建取得を目指す方にとっては、この耳を使って学習できるというのは非常に大きなメリットがあります。 また単語帳アプリがついていますので、すき間時間を使って試験に出る用語を手軽に暗記することができます。 読んで勉強するにとどまらず、聴覚やスマホなど様々な方法で勉強をすることが好きな受験生や、自宅や通勤時間など勉強する場面が多々ある受験生には向いているテキストです。
【2023年度】スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト(TAC)
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆
約900ページということで文章の量も多く、本格的なテキストです。それでも分冊が可能なのと、冒頭やページの途中の事例はキャラクターとイラストを使って分かりやすく説明することで、非常に読みやすい構成になっています。
またこのテキストの特徴として、宅建ワールドの攻略チャートが巻頭にあり、全体像や各単元について基本的な考え方を学べます。 勉強をしていると1つ1つの知識をバラバラに覚えがちなのですが、宅建業法の攻略チャートで「宅建業者をコントロールする仕組みを学ぼう」など、大まかな概要を知ることで、勉強の効率が上がります。 上記は1つの例ですが、とにかく全体として、なぜそのようなルール(法律、制度)があるのかという背景や理由を解説しているので、きちんと理解しながら勉強したい受験生には超・おススメです。 他にも著者がテキストの1章につき1本の講義動画があるなどで受験生をバックアップしてくれます。2023年版 パーフェクト宅建士 基本書(住宅新報社)
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 宅建合格に必要な情報を600ページ強の内容にグッとまとめています。 各章のはじめに「直近12年間の出題実績&攻略法」があり、何がよく出題されているのか?が一目見て分かります。 そして各章の重要度が4段階で表示されているので、どこを重点的に勉強すればいいのか?を把握する事ができます。 また宅建学習のハードルに、『悪意』や『遺留分』、『混同』など言葉として聞き慣れない用語が使われていることがあります。これらの分かりづらい用語を取り扱った『宅建用語ナビ』がついていますので、これを使って初めての受験でも理解を進めやすくなります(例)悪意…ある事情を知っていること。なお悪意の人のことを「悪意者」という)。
2023年版 出る順宅建士 合格テキスト
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 合計で1000ページを超えるTHEテキストです。権利関係、宅建業法、法令上の制限その他のそれぞれの内容についてみっちりと書かれています。 このテキストに書かれている内容を覚えておけば、滅多に出題されない問題以外はほぼ解ける…というのがこのテキストの特徴です(40点以上の高得点合格が期待できます)。 ケーススタディで現実の事例を説明(口約束で行った契約はどうなるのか?等)してから、各章の説明に入るので、具体的なイメージを持って学習に入れます。また令和2年の宅建ではケーススタディの問題が出題されましたので、そういう意味でも具体例→知識という流れは非常に実践的です。 また各章のはじめに、各単元の過去10年間の出題データ(●年度には~が出ている)という掲載があるので、各単元の学習の重要度が分かります。 きっちりと勉強をして、確実に合格をしたい宅建受験生には最適のテキストだと思います。
2023年版 史上最強の宅建士テキスト
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 本の帯に出題カバー率●●%と分かりやすく書かれており、2021年度のものは97.3%となっています。 基本的には文字での説明が中心ですが、フルカラーであり、効果的にイラストが使われています。 1つの単元が終わるたびに過去問を使っての問題が数問~十数問ありますので、テキストで学んだ知識をそのまま確認できます。 最後には実力判定として、「過去問SELECT50」がありますので、フルセットで自分の実力を確認することができます。最初にテキストでカバーしている範囲を明示していますので、これだけ覚えればOKという安心感を得らながら勉強をすることができます。
2023年版 らくらく宅建塾
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ 文章が話し口調なので、読みやすいのが特徴です。 そのため「心裡留保」は冗談など、専門的な用語も分かりやすく説明されています。 大きな特徴としては、他のテキストと比較して語呂合わせでの説明も多く、思わず笑ってしまいます。 法令上の制限など淡白な暗記が求められる単元については、このテキストで勉強すると楽しく暗記ができます。
2023年版 ユーキャンの宅建士 きほんの教科書
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ フルカラーなので、パッと目につきます。 過去30年分の徹底的な試験分析をもとにした豪華付録「でるとこ論点帖100」がついています。 章の最初は人の会話であり、キャラクターよりこういった形式が好きな方にはマッチする内容です。
うかる! 宅建士 速攻テキスト 2021年度版
☆☆☆ 特徴・こんな人におススメ ☆☆☆ イラストが綺麗なのでパッと頭の中に入ってきます。 マンガでイメージ・ざっくり体系図が冒頭にありますので、その章で学ぶ内容をざっと抑える事ができます。 また、「まとめボード」で重要事項の確認、「ここがポイント」で間違えやすいところを確認できるなど、各設定で行うことが明確なので、学習の効率は高いです。 章末で○×問題が扱われていますが、何といっても別売りで一問一答形式の問題を1234問収録した問題集があり、内容がリンクしているため、覚えた知識を使ってすぐに問題を解く事が出来ます。 私も自分が使ったテキストはこれでしたが、この覚えた知識を一問一答形式ですぐに確認、というのが非常に合いました。赤シートもついているので非常に便利です。
今後も発売されたものから順番にその特徴についてご紹介いたします。
今回もお読み頂きありがとうございました。
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